感情労働職
感情労働と呼ばれる職業には
人と接する類が含まれる。
例えば、教師、看護師、カウンセラー、営業職など。
そして・・・当然
無給・無休・無報酬の上健康を害しやすい母業もこれに入る。
この感情労働職には共通点がある。
それはストレスが生半可じゃあないってこと。
特に母業。
普通仕事は終われば家に帰りリフレッシュできる(はず)。😅
でも母にはそれはない。
母には休みはない。
子供が乳児の時は肉体的に限界を超すことも多い。
でも長い子育て年月を振り返ってみて、親業は全体的に感情労働だったと、気づいた。😅
感情の屈折の連続が母業。
これは非常に疲れる・・・。
いい親になろうと努力すればするほど疲労は溜まっていく。
それで燃え尽きてしまうのだ。
そして感情労働はウツになりやすい。
一生懸命やるタイプの人が犠牲者なのだ。
その血と汗を流して頑張る人。
もしかして・・・あなた・・・。😅
癒しは必須
ドイツには癒しセンターなるものがあって、
鬱になったりすると、医者から個人的に、そういう場所に行くようにとの処方箋がもらえる。すると3週間の有給休暇がもらえる。
仕事も行かなくていいし子育てもしなくていい。
上げ膳据え膳で家事もない。
さらにもっとすごいことに、これは国の保険でカバーされるというではないの!
さすが福祉国家ドイツ。
羨ましい限りだ。
反対にアメリカにこんな優雅なものはない。
この国は’No pain; no gain’「痛みなしに得るものなし」が常識の国なのだ。
まるで苦しむことが美徳のように考えられている。
特に苦しんでこそ母親みたいな・・・。😅
人生とは苦しむもの・・・って価値観が抜けない国。
闘争心100%の人のための国。
勝ち組のための国。
そんな大変な土俵で戦えない人は弱い人で・・・普通じゃない・・・とか怠け者・・・みたいな・・・目で見られたりしてね。😅
でもまあ・・・
日本も似通ったものかもね。😅
確かにどんなに避けようとしても人生にチャレンジはつきものだ。
ただ、精神を完全に病むまで苦しむ必要なんてない気がする。
予防は無理でも、処方箋はあるべきだ。
それとも親業は病気じゃあないから必要ない?
全ての感情労働はきつい。
その中で一番しんどいのが親業。
だからエネルギーの充電が大切なのだ。
だって、ずっと走りっぱなしって無理でしょ。
ずっと電流が流れっぱなしの電池ならいずれ劣化し、死ぬ。
人も同じ。
人の場合は心が死ぬのだ。
与えるばかりの職業は感情労働なんだから。
エネルギーの充電
長い間の感情労働の後に待っているものは
脳疲労と心臓疲労と魂疲労。
会社の仕事は感情労働じゃあなくて肉体労働と頭脳労働。
感情労働はそれらより後味が悪い。
労働後でも自分の中では終わってないのだ。
それが親の仕事。
子供が巣から出ても
親は労働が終わらない。
感情的にまだ働いている。
だから燃え尽きる。
燃え尽きると動けなくなる。
そういう時はやっぱり充電しなくちゃね。
そのためにはゆっくりしたほうがいい。
でも長い間ゆっくりするだけならそれはあまり良くないらしい。
このドイツの癒しセンターではタラタラしているのではなく、元気になるためにはゆるいスケジュールがあるほうがいいと言われるらしい。
タラタラ生活が長くなるとかえって悪影響らしい。
これはいいニュースだ。
なぜなら日本人はどうもあくせくして生きる民族のようだからだ。
日本人はあくせく生きる性分か
日本人は、ゆっくりしてもいいと言われても、
それを怠惰だと感じる人も多いだろう。
日本人特有のものだ・・・。😅
わたしたちの体中に流れる血潮には日本人の遺伝子が組み込まれていて、
この細胞にも日本人の遺伝子が組み込まれている。
それは消せないものなのだ。
だから頑張っていない自分を許せない・・・みたいなものがある。
罪悪感と焦りに悩まされる。
だからちょっと計画性のある「ゆる療養生活」が向いている気がする。
開き直りも大切
もしそれもどうしても無理なら、
「この際だから’だら〜’と生きるか〜」と開き直ることも大事。
七転び八起きってゆうけれど・・・
そんなに起きあがっていたら疲れるよね。
実際母親は七転び八起きどころじゃない。
だからこれでいい。
今はこれで。
だって母親になることは病気になるということだもの。
そう、精神の病。😅
病には休養が必須。
ドクダミママ至言
子育て真っ最中のお母様はあまり張り切らないように。
この道は長いからねええ。
張り切りすぎると後が怖いよ〜。
適当に休憩を入れながらと楽に構えたほうがいい。
七転び八起きを常に実践しなくてもいい。
起きれない時もある。