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ドクダミママ至言

母業落第の果て:もっと早く知りたかった子育てへの答え

卒親じゃなくて本当は辞親!

卒親の意味は親の業から卒業するということ。

 

でも実際の卒業とは

ある一定の成績で単位を取得し、

晴れ晴れしく

達成感を抱きながらに何かに終止符を打つこと。

業を修めること。

 

だからすごく素晴らしいことなのだ。

竹の節目のような感じ。

 

さらに卒業式がありその直後に謝恩会とかある。

数年後に同窓会とかもあったりする。

同窓生とも時々顔を合わせたり

友人関係も継続したりする。

全体的に明るいムード・・だね?

 

それなら

自分の場合は卒親って言わないんだ・・・

とふと最近思った。

 

それなら何なのだろうか。

もしかして・・・退職?😅

 

過去と決別しもうその職場と職務に二度と戻らないことを退職という。

でも退職も卒業と同じで職務をしっかり果たしたイメージがある。

同僚からねぎらいの言葉ももらえる。

まず持って「おめでとうございます!」という言葉も付随する。

 

それなら自分の場合はやっぱり退職じゃあない。

しっかり果たした感はない。

誰からもねぎらいの言葉ももらえない。

達成感もない。

「おめでとう!」なんて誰が言うのか???

 

それなら・・・自分の場合はやっぱり辞任だろう。

 

途中で投げ出すのを辞任という。

辞任は任務を辞退すること。

辞職は自分から仕事を辞めること。

(まあ、基本的には同じですね・・・💦)

 

だから・・親業にサジを投げるのを辞親というのだ。

(ミモザ版新造語じゃああああ!😅)

 

だってそもそも終わってないんですもの。

親業は永遠に終わらない・・・。😓

母に我が子を完全に忘れる日は来ない・・・。😰

 

確かにちゃんとしっかり子供を育て上げ立派な結果が出ている人は

卒親や退親がピッタリ。

 

辞親はちょっと悲しい感じ。

でもこれが現実だなあと受け入れている。

 

また大雪。

 

降り積もる雪で消されていく足跡。

それはあたかも自分の涙で消されていく思い出のような感じだ。

降って降って

消えていく。

 

それでいい。

思い出にしがみついているのが親というもの。

それを消していかないと新しいものが上書きされない。

この雪に最初にまっさらにしてもらい

この上から新しい人生を築く・・・。

 

これしか

母には残っていない。

 

それでいい。

 

でも・・・いっそのこと・・この足跡のように・・・

自分も雪に消されてしまいたいと思わない日がないとは言えない。

実際、雪が降り積もっていく様子をじっと凝視していると・・・

その現象に吸い込まれていくように感じる。

そして自分の存在が、つまり意識が、全く別の次元に向かっているように感じる。

不思議なことだ。

 

親になってこういうふうなことを考えるようになってしまった。

それはいいことなのか悪いことなのか・・・

なんとも言えない。

ただ言えることは、自分はたくましくなると同時に繊細になったということ。

 

母の心はこの雪のよう。

簡単に溶けてしまうほど繊細。

でも、その雪の結晶は美しい。

母の心の中もこの雪の結晶のように美しい。

そしてはかない。

母としての人生もはかない夢のようであるといつか思う日が来るだろう。