人気ブログランキングへ (/head>

ドクダミママ至言

母業落第の果て:もっと早く知りたかった子育てへの答え

子育ての全ての面で落第という親は少ない

ここを貸している。(引っ越してくる前の写真。今は土足で家の中を歩くので汚れてます・・。)

階下に移ってきた家族について話そう。

母と子供二人。

子育てのスタイルはズバリ・・・

 

「手抜き子育て」!

 

母親は仕事中なので子供たちは下校後、上にいる私のところに寄ることが多い。

寂しいのだろうか。

 

アメリカではこういうのは児童ネグレクトと呼ばれる。

なぜなら、13歳未満の子供は常に大人の監視下に置いておかないといけないからだ。

多分上に私がいるから(リモート勤務)それで正当化できると思っているのだろう。

 

3時半から6時までの間は子供だけで母親はまだ仕事中。

その後母親が帰宅し子供たちに夕食を準備してから彼女はジムに運動に出かける。

帰ってくるのは9時頃。

帰ってくるなり母親は「go to sleep(寝なさい)」とだけ言っておしまい。

よくその後に長女の泣き崩れる声が聞こえてくる(演技らしい・・・😅)。

翌朝、機嫌の悪い子供たちの声が聞こえてくる。

 

子供たちは

鉛筆削りもないから上に借りにくる。

絵を描きたいけど紙も絵の具もない。(安いんだけど・・・😅)

色鉛筆もない。(このくらい買ってあげれるでしょ????)

楽器もうちの電子ピアノを貸してあげた。

自転車も・・・。

当然ヘルメットも・・・😓

 

本だって一冊もない。

公共の図書館に連れて行ってあげたらいいのに・・・と思ってしまう。

中学校の隣にあるのに・・・。

 

そっかーーー何もやらないってこういうことをいうのだ。😰

 

学校にただ行かせておけばいいってものじゃあない。

当然宿題もサボっていたのがバレた時だけ「しろ!」とは言うけど、一切助けたりしない。

長女は私たちのところに来て助けを借りている。😅

 

典型的なアメリカの白人下層階級の家庭を目撃した気がする。

これはたとえ貧しくとも子供の教育に熱心なアジア系住民にはまずもって見られない風景😅

 

我が家もその典型的なアジア系の親。

十分ではなくともできる範囲で教育の機会を与え

学習教材を買い求め

情操教育にも力を入れた。(お金の許す限りだけど・・・)

誕生日の贈り物は常に教育玩具や本。

毎晩寝る前にする「ritual(儀式化された習慣)」があって

それは家族で本を読んで、注意事項を発表し、翌日の予定を確認し、

最後に1日を感謝し互いにハグをしてI love you!と言う。

それから各自の部屋に行かせる。

だからかなのか、就寝時にごねる子供も一人としていなかった。

 

それでも期待通りの大人にならなかったということはそこまですることもなかったのかもしれない・・・とも思えてならない。

 

しかし・・・何もしないのも問題な気がしないでもない。

まず自分が彼女と同じ立場に置かれていて、果たして同じような子育てをするだろうか。

多分しないだろう。

というかできないだろう。(日本人の血が騒いでしまって不可能・・・😅)

 

いくら多忙でも5分くらい本を読んであげるくらいは可能でしょ?

まあ・・精神的にも余裕がないからできないのか・・。

 

実際、子供たちに家にある本を勧めたけど

本は読みたくないと言われた。

本は学校で読ませ’られる’ものだそうだ。

だから嫌いなんだそうだ。😰

じゃあ私が読んであげることにしたが

集中力欠如で2分と座っていられなかった。

(長女11歳。長男8歳・・・幼稚園児じゃあない・・・💦)

 

それで思った!

我が家の子供たちにこういうのはなかった!と。

 

黙って親の話を聞くこともできた。

読み聞かせは習慣化されていたのでそれも問題なかった。

皆、本は大好きで勝手に一人でも読んでいた。

図書館には毎週連れて行っていた(〇〇ランドとか名前のついたところに連れて行ってあげる経済的余裕がなかったからこれが遠出の娯楽・・・😅)。

たとえ大した大人にならなくとも知らなかったこと知る楽しさとその思い出は肌に染みついているようだ。だから、この面では親としてちゃんとやれたのかもしれない。

 

娘にそれを伝えると、答えは

「そうだよ。ママはちゃんと教育的な環境に子供たちを置いてくれたんだよ」だった。

 

娘は親に「子育ては成功した」と思って欲しいのだろう。

もし子育て失敗なら、娘は失敗作ということになるのだから。

確かに失敗だったと思う子供もいるにはいる。

でも全員ではないし、全てにおいてではなかったことは真実なのだ。

 

自分の思い通りにならないと癇癪を起こしそこらじゅうの物を壊すのは次男のみ(今でもそう・・・😅)。

でも残りの子供たちは滅多にワガママは言わなかった。

親子の関係はイマイチでも兄弟同士はすこぶる仲がいい。

刑務所行きの子供も(今のところ)いない。(奇跡!😅)

とりあえず引きこもりはいない。

(うちは成人を養う経済的余裕ゼロ。だから働かざるもの食うべからずが方針😅)

とりあえず全員四大卒(だからって別に成功はしてないけど・・・)

どれもエリート企業ではないし、高収入は期待できないけど・・・

みんな仕事にはちゃんと就いている。

社会でもそれなりだけど・・・’どうにか’機能しているようだ。

親に頼っている子供は今はいない。(時と場合によっては仕方がない時もあるよね・・)

 

それなら・・・自分の子育ての’全てが’悪かったわけではなかったかもしれない。

 

今でも過去を振りかえって自分の犯した子育ての問題点について胸が痛い時がある。

でも・・・他の様々な家族を見ると・・・うまくできたところもあることに気付かされる。

 

所詮、完全は無理。

でも何かうまくできた面も確かにあったようだ。

それを探してみるのも意義があると思う。

 

ドクダミママ至言

子育ての全ての面で落第という親は少ない。

何かよくできた面も絶対にあったはずだ。

それをリストにあげてみよう!

子供の年練に関係なくやってみたらいい。

きっと発見があるはず。

おすすめ!