我が家に奇跡が起きた!
次男が先週の金曜日に謝りにきたのだ。
以前にも書いたが、私たちは12月に大げんかをした。
でも今回ばかりは親の方からは絶対に頭を下げないと決め込んでいた。
そもそも、なんでいつも親が最初に頭をさげるのか。
納得がいかない。
だから頑固息子に学習してもらうつもりでわざと取った手段だった。
階が違ったとしても、同じ家にいて6ヶ月半以上も口もきかないし顔も合わせない。
こういう状態だった。
はっきり言って互いにしんどかった。
ではなぜ彼が頭は下げ反省することにしたのか。
実は彼の転機を図るある出来事が起きたのだ。
ニュース
5月中旬にあるニュースが入った。
息子の同級生の幼馴染みがいきなり交通事故で亡くなったという知らせだった。
リズは27歳の若さだった。
運転席と後席の友人は全員無事だった。亡くなったのは助手席のリズだけだった。
あまりのショックで息子は心が激しく揺さぶられた。
7歳から18歳まで家族のように仲良くしていたのだから。
思春期の時は密かに恋心も抱いていたようだ。
葬式はコロナのお蔭で参加ができなかったが、
ビデオに撮ったものを見て再び泣きに泣いていた。
埋葬の時も墓の一番近くで棺桶が地中に降ろされるのをじっと見つめていた。
それからも涙に暮れる日々が続いた。
彼は人生のはかさなを身をもって感じたのだ。
自分も明日同じようにならないとは限らない。
親も同じだ。
リズは反抗的な娘で父親はかなり手を焼いていた。
葬式で父親が最初に口にした言葉は
「娘は父さんのことが嫌いだった。」
息子はこれを聞いてなんと思ったのだろうか。
親と仲違いした状態でこの世を去りたくないと心から思ったらしい。
そしていつ終わるともわからないこの人生を無駄に行きてきたことを反省し、
心から生き方を変える決心をしたのだ。
さらに人生がうまくいかないのは全て自分のせいであると認め、
助けようとした親を邪険に扱ったことを謝った。
人の助言を一切聞かない頑固な自分に降りかかってきた悪運も自分のせい。
それはわかっていたけれど認めたくない彼だった。
でも、今回は素直に認めた。
親は当然何もしていない。
半分サジを投げていたのだ。
つまり「この人はたとえ自分の息子でもハンドル不可能です」
と神様にお返ししたのだ。
親にだってできないことがある。
苦手な子供もいる。
そんな苦手な子供でも、自分を含めて親というものは、一生懸命アドバイスをあげたり、それがダメなら泣いて懇願したり、それでもダメなら脅したり、と様々な手を使って我が子を変えようとする。私も「ジタバタ」していた。それもかなり長い期間。
それが間違っているわけではなく、親としてはごく普通のことなのだ。
けれでもこんなに努力をしてもどうにもならなかったらどうしたらいいのか。
諦め、つまり運を天に任せるしかないのではないか。
戦っても勝ち目がないし、戦略ももうこれ以上考えられない。
だからサジを投げるしかなかった。😢
それでも
心の中ではいつも祈るような気持ちでいた。
「あの子を”いつか”どうにかしてください」と。
自分でどうにもできない場合は他力本願しか残っていないのだ。
人間には限界がある。
その人間が最後にできることと言ったら委ね祈ることしか残っていない。
神様は親の気持ちを汲んでくださったに違いない。🙏
子供に問題があると
とかく親はどうにかしようと必死になるが、本当は何もしないほうがいい時の方が多い感じがする。
本人が自分の中で自分なりに解決することの方が効果的で本当の成長と改心につながる。
わたしは今回のことを通して心から納得した。
親の知らないところで起きていることがありそれは本当であること。
子供を信頼して子供に解決させることは本当の自立への道に必須であること。
奇跡は起きる。
本当だ。
ドクダミママ至言
奇跡は起きる。
あなたの子供にも起きる。
それは往々にして親が思いもしない方法で起きるようだ。
親の知らないところで様々なことが起きていて自然に物事が収まるようにできている。
だから心配しなくとも大丈夫なのだ。
子供は子供なりに考えている。
親はそれを信頼して普通に振る舞い信じてあげる。
それが理想。
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でもね!
助言を一切しなくともいいということではないんです。
全ては直感かな?
心の奥深い部分で、直感的に口出しした方がいいと強く感じたならちょっかいを出した方がいいかも。
ただ、いつちょっかいを出し、
いつ引くべきかのタイミングがかなり微妙で難しいんですよね。
息子はとりあえず親に謝ったのですが、人生がそう簡単に好転するかというとそれば別件であり、この件については頭を突っ込まないようにしてます。
現在の社会情勢と本人の過去が互いに巻きついて、おそらく空回りは続くでしょう。
だから
親はただひたすら祈るくらいしか(人によって祈りの意味やスタイルは異なるでしょうが)できることが残されていない・・・とひしひしと感じています。😭