なんで悩むのだろうか?
本当は誰でも悩みたくなどないものだ!
人生にチャレンジは必ずあり避けて通ることが無理だ。
その時、誰でもちょっとくらいは悩む。
でもちょっとでは済まされずにどん底に突き落とされる人もいる。
この悩みのせいで正気でなくなったり
自殺する人もいる。
人の命をも大きく左右するこの「悩み」
これは一体なんなのだろうか?
悩みの意味と語源
広辞苑によると
1。痛み苦しむこと。病む。
2。困る。思い煩う。
漢和辞典の説明によると
つくりは「脳」つまり人の頭を意味する。
へんは”りっしんべん”で「心」を意味する。
つまり心配事などであれこれと考える、という意味。
ということは、
悩みとは二者選択で迷う、というようなシンプルなタグイではなく、もっと複雑なものであるということがわかる。それは心が病んでしまうほどの大きな問題なのだ。
なぜ親は子供のことで悩むのか
なぜ親は子供のことであれこれと悩むのだろうか?
それは「正しく」「ベストで」「完全な」答えがなかなか見つからないからである。
見つかったとしても信ぴょう性を100%保証することもできない。
答えが見つからない、または全くどうしていいかわからないのは、自分以外の人間のことをどうにかしようと思ってあくせくしているからでもある。
困るのは、どこに向かっていいかわからないから。
つまり、解決策が見つからないから。
これが長引くと、煩い(あれこれ引っかかって思い苦しむ)となり、病んでいく。
悩みの正体!
では悩みの本当の正体とはなんだろうか?
つまり!
うまくいかないのに期待する!
自分の思い通りにならないことが気に入らない!
これが隠れた本当の正体(または原因)なのだ。
そう。
簡単に言うならそう言うこと。
確かに何も大したことを期待しなければがっかりもない。
でも全く期待しない人生の面白くないことよ。
全く我が子に期待しないで、子育てを頑張ることなどできるのだろうか。
できないよね〜。
あなたは自分の子供に全く期待しないで習い事の月謝を払う気になるだろうか?
病気の子供の回復を期待しないで看病を続けることができるだろうか?
大学の学費を払う気になるだろうか?
離婚するとわかっていて結婚式の費用をかつぎたいだろうか。
はっきり言って無理!
絶対無理!
全く期待しないなら
必要最小限のことさえすれば十分。
習い事なんてさせない方がいい。
その辺で遊んでいればいいのだ。
大学?
期待していないのだから本人次第ということになる。
それで卒業できなくとも
最初から期待していないのでがっかりもない。
立派にならなくとも、何ができるようにならなくとも
そのままの君でいいよ!と言ってあげれる。
「親の犠牲を無駄にして!」とか恨みツラミもない。
これが本当に出来たら、
子育てはどんなに楽になるだろうか。
どんなに心が軽やかになるだろうか。
でも親というのはそう簡単に出来ないのだ。😭
我が家のケース
この間、三男からメールが来てこんなことを言われた。
Be calm and be happy! (心を落ち着かせて幸せになろう!)
息子は結婚1年で子供もいないしまだ大学生。
でも、周りの若い既婚者に「人生とは」とか「子育てとは」とか、色々アドバイスをしているそうだ。
え?!
人生ってまだ20代前半。
子供もいない。
何がわかるの?
って感じ。
まあ、親を見ていて親の生き方がよくないと思っての意見らしい。
でも、今から言っておく。
自分も親になったらわかるよ。
心配しないなんて無理なんだから。
そうやって「親業としての模範的な姿」については巷でもうるさいほど言われているのは知っている。
その手の本も山ほどある。
ネットにもあるある。
励ますつもりだろうけど、実践するのは容易ではないのだ。
現在、コロナ禍のお蔭で、次男と長女が仕事が見つからない。
次男は仕事があるが2年以上続けられない機密情報を取り扱う仕事なので次の仕事を見つけないといけない。(親の対策:野放し)
娘は雇用氷河期の真っ只中で大学を卒業した。それでも当時は今までにしていたフリーランスの仕事をしていたからまだよかった。だが音楽業界は火の車状態になり現在は、仕事は全て凍結してしまったようだ。
そのためありとあらゆる仕事に申し込んでいる。その辺のスーパーの仕事もこれに含まれる。それでもお声がかからない。全部で140件くらい申し込んだらしい。
最後の面接までこぎつけてもそのあとでなんの音沙汰もないこともあった。
オンライン上の募集のほとんどは募集停止したものか、すでに決まってしまったものを今も載せているものが多いらしい。
軍隊は受け入れてくれるらしいが、健康診断か最初のブートキャンプで落第する確率が高い。
何もうまく進まない!親もうざい!
こんな感じでものすごく機嫌が悪い!
娘には、アドバイスをあげる。でもすっごく迷惑そうな顔をしている。申し込めと言わないとやらない。
仕事が見つからないなら奉仕活動をしろと言ってある。ただで働いて経験を積めと言っているのだ。無償でも仕事は仕事。無償なら雇ってくれるところはいくらでもある。
でもやらない。なんでもかなりうるさく言わないとやらない。
家を出す予定だったが、現況では出せない。けれども態度は改善しない。おまけに仕事が見つかっていないのに友達にところに遊びに行く!
なんでそんな余裕があるの????
うちにいて生活に困っているわけではないからに違いない。
やっぱり家を出ないとダメだ〜〜〜。
でも出てもらうためには仕事がないといけない。それが見つからない!
空回りしている。
娘は悩み
親も悩む。
そこでひらめいた!😵
娘の心理的背景における親から見た憶測:
娘は反抗期にあり自立したくてたまらない。かと言ってそう簡単に自立はできないと気づいている。自立には経済的自立をなくてして本当の意味での自立はないとも理解している。
だが娘は若く人生経験に欠ける。だからどこでどうやって仕事を見つけていいかわかないから圧倒され不安で行動に移せない。心の中では助けを要望している。
この自立願望と援助願望という二つの相反する気持ちが内面で葛藤している。これが混乱を来たし結果的に態度が悪化している。
疲れ切った親側の取った対策:
親がアドバイスをあげることは許される。ただし娘が助けをもらってもいい分野に限ってアドバイスと助けを与える。
その後、それを本気で取るかどうかは本人次第。行動するかも本人次第。
結果は期待せず一応アドバイスだけ。
嫌な顔をされても一応伝える。
激しく反抗された場合は黙って放っておく。
結論
お腹をすかせイライラしている猛獣のそばによればパクリとされる。
大火事に近寄れば自分も火傷し死んでしまう。
命が惜しければ加減は大切。
近寄りそうで近寄らない距離を保つのだ。
そうすれば親の言いたいことは伝えられるけれど、がっかりして傷つくこともない。
親の期待通りにならなくとも
思い通りにならなくとも
できることだけをして
あとは本人の選びに任せ
どんな結果が出てもそれも本人の責任とする。
でも悪い結果が出たら親は泣くだろう。
自分もずっと泣きっぱなしだった。
夫は、そんな私の姿を見てなんと慰めていいかわからなかったようだ。
でも最近は泣かなくなった。
親が泣いても泣かなくても子供には親の気持ちが届いていないだけでなく、自分の魂に安らぎが得られるわけではないからだ。
つまり、たとえ100%満足がいくレベルでなくとも、現状でできることはして、
その後はどうにかなると信じて手を引くことにした。
何が起きても思い通りにいかなくとも、そのことで悲しんでも、悲しむ自分の魂をそのままで受け入れてあげれば、悩むことはなくなるのだ。
悲しんでもいい。
がっかりしてもいい。
でも悩まなくてもいい。
ドクダミママ至言
悩みの本当の正体とは
隠れた原因とは
うまくいかないのに期待するから。
自分の思い通りにならないから。
たとえ100%満足がいくレベルでなくとも、現状でできることはして、
その後はどうにかなると信じて手を引く。
何が起きても思い通りにいかなくとも、そのことで悲しんでも、悲しむ自分の魂をそのままで受け入れてあげれば、悩むことはなくなるのだ。
悲しんでもいい。
がっかりしてもいい。
でも悩まなくてもいい。