前回うちの娘がだらしないということをお話したので今回はその本人の部屋をご紹介したい。
娘の部屋は二つある。寝室と工房。
寝室は4畳半くらいで工房は3畳くらいしかない小さな部屋だ。
寝室は娘の健康のためにと夫がDIYでナチュラルルームに改築してくれた。
工房はプロジェクトをしているので多少汚れても仕方がない。でも寝室は健康のためにいつも綺麗にしておいた方がいい。それで部屋を二つに分けたのだった。
入る時に
「この部屋に不潔な人は住むことはできません。」と娘に伝えた。
娘はまだ無垢の木の香りのする清潔で綺麗な部屋にこれから住めることに大層喜び
いつも綺麗に維持することを固く約束した。
ところが案の定、2週間を過ぎるか否かで部屋は乱雑になり始めた。
やっぱり無理だったのか。
信頼置けない務所の受刑者は見張ってないといけない。
よって毎週チェックを入れた。
だが親が覚えていること自体大変であるし本人も多忙なため週二に変えてあげた。
そして習慣化した後に自主的にやってもらうはずだった。
でも何年かかっても習慣化からは程遠かった。プランナーに片付けと掃除をすると書いてあるのになぜしないのか。
よって部屋を汚くしていたらドアを外す約束をした。
だが、ドアなんぞ外されても効き目はなかった。
その後親は受刑者の看守役にほとほと疲れ嫌気がさしたので何も言わなくなった。
やっぱりごちゃごちゃ言われるとやる気も無くなるよねえ。
じゃあ言うのはやめてみよう。監視もやめよう。
自主的にやるかどうか見てみよう。
しかし結果は・・・
思った通り。
どうもかなり甘い考えだったようだ。
娘は親が強制的にさせるのは良くないと思っている。
自主的に本人が心から望んでしないといけない。母親のトレーニングは間違っている!と文句を言っていた。
でもねえ。結局やらないじゃん!!!!!!!
あの〜。
綺麗好きな子供っていうのは親に言われなくともやるんだよ。
わたしは特に綺麗好きな性格でもなかった。
でも!
片付けのことでとやかく言われた記憶はゼロ。
言われなくてもやった。
やるのが当たり前だと思ったからだ。
周りもみんなそうだと思っていた。
言われないから自主的にやったのではなく、自主的にやりたいから自主的にやっただけのこと。
やる気がするかどうかとかそういうことさえ自分に問うたこともない。
だから娘の言っていることには納得いかない。
もともとだらしない人間は言われなくてもやれるのか?っていうところが疑問点なんです。言われて嫌だからやりたくない。やらないからいつまでも上手にできない。
じゃあ自分でやるわけ?
今のところしっかりやっているのを見たことがない。
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下の写真は娘の部屋。
1年以上放っておいておいたら常にこんな感じの部屋になった。
でもこれはまだマシな方。
では4畳半の寝室からご披露しましょう。
北側。布団はいつもこのまま。服や靴や鞄が所構わず捨ててある!左のクローゼットは物がひしめき合って開かずの扉になったまま。布団の下のクローゼットは空っぽ。ここにオーバーフローの物を入れるように備え付けたのに、全く使っていない!
東側。今日は珍しく引き出しからあまり服が飛び出していない。でも脱ぎっぱなしの服が山になっている。どれが洗濯してあるもので汚れているものか区別がつかない。タンスの上も服類と化粧品でごちゃごちゃ。いつ洗濯するのだろうか。母は絶対しないよ!
次は工房。広さ:3畳。
入り口近くのプロジェクトをするはずのドラフテイングテーブル。でもものがありすぎて仕事ができない。
南側。コンピューター以外はほとんどゴミ。ボードはさすがに恐ろし状態だったので、結構処分したようだ。でもまだ貼ってあるものは2年前のもの。
西側。足の踏み場はほとんどない。右の椅子の裏が入り口ドア。箱の中はなんだろう?絶対ゴミに決まっている。じゃあなんで捨てないの?
え?大したことない?
確かに写真で見るとなぜか部屋が実際よりかなり広く見えるし、そんなに乱雑に見えないということに気がついた。
でも実際その部屋に入るとすごいなんてもんじゃない。
これに加えて悪臭もする。
新しく綺麗な部屋に住んだら気をつけるかと思ったがそれは間違いだった。
だらしなく汚い人をたとえ綺麗な環境においても、部屋はゴミ屋敷化するだけ。
だから最初から汚い部屋で十分。
こういう人なのに、大学の専攻をインテリアデザインにしようかな、とか口走っていたこともある。
あなたみたいな人がインテリアデザイン?
ありえない。
まず向かないからやめたほうがいいと伝えた。そもそも、こういう分野に行く人は自分の部屋を片付け飾り付けるのが趣味の人だよ。娘とは正反対の人。
本当に早く家を出ていって欲しい!
とは言えないので、ひたすら耐えている。
あ〜しんど!(~_~;)