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ドクダミママ至言

母業落第の果て:もっと早く知りたかった子育てへの答え

思い出が詰まっているものを処分すると軽くなれる

卒親をスムーズに行かせるためには、断捨離から始めるといい。

物への執着を捨てることが子供への執着を止めることにつながる。

執着を断ち、捨て、離れる。

 

ぜひお勧めしたい。

 

子供の物の断捨離状況

実は、去年から子供たちの思い出のある物を終活を兼ねて断捨離している。

正確には全捨離。

つまり持ち物の80%を処分すること。

感想としてはかなりしんどい。

たかが物、されど物。

思い出がたくさん詰まっている物と決別することは困難なのだ。

こんまりさんも思い出の物は一番最後と言っていた。

今となってはその理由がとてもよくわかる。

 

処分中、

泣きながら

すごいストレスを抱えながら

胸が締め付けられるように感じた。

それでも、前に進むためには絶対にしないといけないのだ。

そう強く感じたのでどんなに心がついていかなくても決行してきた。

「えい、や〜!」と自分を励ましながら。😅

 

現在

長男のものは99%処分済み。

元次男のものは97%処分済み。

三男のものは95%処分済み。

そして娘・・・。

これがかな〜り大変。😅

 

娘の心境

娘は思い出の物を処分して欲しくない。

それは物と一緒に自分が実家から完全に追い出されるような気がするから。

それは自分が否定されていることを意味するらしい。

もう親子ではない気すらしてくるのだそうだ。

 

実家に帰ってきた時に、馴染みの物が見えると、

「あ〜!懐かしいな〜」という気持ち、暖かな気持ちが湧き出てくるのは確かだ。

でも子供たちの物が家から消えれば、見かけは以前とは違う家になる。

物を捨てると、そういう物につきまとう思い出もなんとなく消えてしまうように感じるのだ。

でも娘にとっては実家。つまり実の家。

本当の自分の家から思い出が消えていく。

それが嫌なのだ。

娘は幸せな子供時代だったと言っていた。

だから幸せを捨てられているように感じるのだろう。

 

ママはなんでも処分するんだから!!!と長男に訴えていたとも聞いている。

 

子の親離れとは

でも母が前進するためにはこれは通らないといけない道なのだ。

過去を振り切るためには必要。

子供たちだって、子供のことばかり考えている親は嫌なはず・・・・よね?

 

だけど・・・

どうも子供は自分が勝手な時期に勝手な方法で親離れするのは良くても

親には完全に子離れしてほしくないようだ。😅

どんな理由があっても。

どんな方法でも。

 

子離れして欲しいと口では言っていても本心はちょっと違うみたいだ。

彼らはいつも自分を待っていてくれる変わらぬ家と変わらぬ親がそこにいて欲しいと望んでいるのだ。(無理)

それが子供の心の安定とか帰属心に繋がっているのかもしれない。

実際、故郷という言葉には地域よりも家と親がその意味の真髄を占める。

そして親の自主的な(やむにやまれぬ)子離れはなぜか子供側から見ると「見捨て」とも取れるようだ。

確かに、私の口走る名句、I don't care!(どうでもいい)は

子供にとっては「自由の提供」と共に「見捨て」でもある。

 

娘は思い出の物(つまり全ての物!)を残しておいて欲しいけど、

自分の人生に口出しするなと言っている。

つまりいつまでも娘でいつまでも親だけど、

子供のことは時々考えて欲しいけど、

親らしい態度はやめて欲しいのだ。

要するに

 

自分の都合の良い時に子供帰りし

他の都合の良い時に他人の大人になりたい

それを親に理解してもらいたいし’上手に’対応してほしい。

 

えええ・・・・そんな・・・当然・・・

対応不可能。😰

 

もしも、この要望に対応するなら

親は子供にふりまわさることになる。

 

よって親は卒親が完了できない。

だから

わたしも娘の希望に沿うことはできない。

 

親の言い分

娘が「自分の人生なんだから放っておいて!」と要求するなら

こちらにも言い分はある。

 

つまり・・・

 

「わたしの人生もわたしのものなんだから

放っておいて欲しい!」

 

そもそも今まで31年間、わたしは自分のことをないがしろにして

子供たちのために犠牲を払ってきたのだ。

この辺でいい加減に卒親させていただいてもいいでしょう?

 

今後、わたしがどういう風に生きようとも、子供たちには関係ないはず。

あなたたちが、どういう風に生きようとも、親には関係ないと言っているように。

わたしは綺麗さっぱり過去に別れを告げて残りの人生を満喫したいのだ。

でも子供たちことが脳裏から離れないなら、それは不可能なの。

だから最初は見えるものから処分させてもらい、これが心にも影響があることを期待している。

子供側ばかり、”自分中心的”な態度で、親は常に犠牲を強いられるなんてわりに合わないと思わないだろうか。

親ばかりが常に子供のことを思い、子供は都合の良い時にだけ親と実家のことを思い出す(というか、滅多に思い出さない・・😅)

ってあまりよね〜。😓

 

クリスマスツリーの処分

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箱はかなり古ぼけてますが中身はまだまだいけます。😅

今朝、クリスマスツリーをドネーションセンターに置いてきた。

小さな子供のいる家庭で使ってもらった方がいい。

それはきっと楽しい笑い声の絶えない家庭に違いない。

喜ぶ子供たちの姿が目に浮かぶ。

ちょうど我が家の子供たちがそうであったように。

 

30年間ご苦労様。(年季が入っているけどまだまだ新品同様と勝手に思っている😅)

帰り道何とも言えないほどスッキリした気持ちになった。

思い出が詰まりすぎた物と共にしがらみの一つが消えた。

これでまた一歩、卒親に近づけた気がする。

空も以前より青く見えるから不思議。

体も軽くなった気もする。

もっとあれもこれも処分したい気持ち。

 

このプラスチックのクリスマスツリーは毎年感謝祭の週末に家族で一緒に飾っていた。

そして1ヶ月間そのままにしておく。

子供たちは毎日このツリーを見ながら1ヶ月を過ごした。

朝起きた時も学校から帰ってきた時も就寝時にも

ツリーはあたかもそこでこの家と子供たちを見守ってくれていたかのようだった。

 

その習慣がずっとずっと続いていた。

だから・・・このツリーを見ると目頭が熱くなってくる。

でももう娘以外は家に帰ってこないし・・・飾る必要はない。

飾るだけ虚しいし・・・わびしい・・・。

いっそのことない方がいい。

 

ずっと重たく自分の心と背中にのしかかっていたものを手放すってすごいことだ。

捨てられる物ということは

所詮あれもガラクタだったのか・・・と今となっては思う。

 

古いツリーがなくなったので、

今年からこんな市販のセンスのないクリスマスツリーはやめて

自分で作ろうと思う。

プラスチックのツリーなんかやめて

エコでサステナブルなデコレーションを準備しよう。

家族の思い出ゼロのツリーを作る。

自分の創造性を駆使して。

 

それは新しい人生の門出の象徴。

(ちなみにクリスマスツリーを処分したことは子供達に告げていない。きっと憤慨するとわかっているから)

 

ドクダミママ至言

思い出のたくさんある物でも執着しない。

卒親がなかなかできない人は物から始めるといい。