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ドクダミママ至言

母業落第の果て:もっと早く知りたかった子育てへの答え

親孝行とは一体何か?

 

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(出典:https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/o/okazaki0810/20190914/20190914173509.jpg)

 

親孝行の意味はなんだろうか。

孝行の「孝」の意味は腰の曲がった年寄りのことで、

「歳をとった親に何かをしてあげること」が全体の意味。

つまり親を大切にし、真心をもってよく尽くすこと。

ということは行動に関することのようだ。

 

でもよくよく感がえると、そばにいつもいて面倒をみるだけが親孝行ではないような気がする。

わたしが思う親孝行とは、

ずばり

親を安心させることである。

 

でも世の中では年老いた親を海外旅行に招待したりなど何か特別なことをすることが親孝行だと思っている人も多くいる。

確かに海外旅行もいいかもしれない。

でもこれはどちらかというと恩返しのような気がする。

 

本当は、親の立場から見れば、海外旅行自体ではなくて、

旅行費用を支払うことができるほど経済的にも自立している、つまり安定している我が子を確認できることが親を安心させてくれるということが一番なのだ。またそこまで親を思ってくれているというその気持ちが親を嬉しくさせるのだ。

それなら別に海外旅行でなくともいいのかもしれない。

安心さえさせてあげれるなら。

 

なぜなら、

親はずっと子供のことを心配して心が休む時がなく、

成長して立派になった我が子を目にして初めて心が休まるからだ。

 

そう、親は安心したいのだ。

それは別に子供が成人した後に限らない。

 

親を不安にさせるものあるあるリスト

子供が親を不安にさせるものはたくさんある。

例えば、

病気

怪我

事故

いじめ

学業不審

非行

反抗

進学

就職

失業

結婚相手

離婚

経済問題

戦地への赴任

行方不明

など。

不安の原因は山ほどある。

  

安心できないのは誰のせい?

じゃあ、

そんなに安心したいなら、家に置いておいて何もさせなければいい。

でもそういうわけにもいかない。

子供は成長しないといけない。

大人にならないといけない。

成長にはリスクが伴う。

大人になるということは、その過程で危険を犯すということでもある。

羽ばたいて自分の人生を構築していかないといけない。

たとえ親が安心できなくとも。

冷たいようだけれど、

親が安心できないのは親の勝手であり、

自分が安心するために子供を束縛すべきではないのだ。

  

野口英世氏は一人っ子で母親はシングルマザーでとっても貧しかった。本当なら自分の近くに置いておきたかったかもしれない。でも彼の母親は息子は世界に羽ばたく人になると信じていたから息子の人生を邪魔するようなことはしなかった。彼は一人で海外に出、ワクチンを開発し、多くの人々の命を救い尊敬される人となった。危険な仕事をしていたけれど、母親は息子に会えなくとも海外で活躍する息子を誇りに思っていたことだろう。立派な息子の噂を聞き喜んでいたに違いない。

親孝行とはこういうのもアリではないだろうか。

遠くに行っていてもいいのだ。安心させてくれるなら。

ただ野口英世の母がどのくらい安心していたかは謎だ。

  

これが親の人生

親は子供がどこにいても常に心にかけ心配をしているもの。

知り合いでリタイヤされたご夫婦が結構いるが、皆口から出てくることは我が子のことや孫のことが多い。結局それが最も大切になってくるのだ。

立派な家も調度品も海外旅行の数も、子孫がちゃんとやっているいうニュースと比べるなら色あせた価値しかない。

 

親というものはそういうものだ。

だから色々不安の原因になるような事件を起こす子供は親不孝な子供となり、

反対にそれらを避けて通ってくれる子供は親孝行な子供になる。’

 

でも、そんな要求を満たすのは無理でしょう。

起こることは起こるし、起こらないことは起こらない。

起きてしまえばそれに対応しないといけないだけ。

心配しても仕方がないのだ。

 

 

安心させてくれる子供が親孝行な子供で

安心させてくれない子供が親不孝な子供。

そう親は思っている。

でも

そんな理屈は子供にとっては理不尽でもある。

子供は別に親不孝をしたいわけではない。

ただ仕方がないのだと思う。

 

親はその現実を呑む必要があるかもしれない。

そして親が安心するためには、これでよしとする心持ちの他に

この現状で感謝する心持ちが大切かと思う。

 

やはり

親孝行の子供を望むってこと自体が間違いなのかもしれない。

 

ドクダミママ至言 

親孝行とは親を安心させてあげること。

でも親はそれを望んだりしないほうがいい。

安心できないのは親側の問題であることが多い。

心安らかに生きるには、現状を受け入れ感謝することが鍵。