人気ブログランキングへ (/head>

ドクダミママ至言

母業落第の果て:もっと早く知りたかった子育てへの答え

100%親のせい?

f:id:MimosaPalette:20200930100005j:plain

夫が子供たちに作ってくれた織物の小型フレーム3台を処分することにした。

本当はこんまりさんの言うように「楽しい時間をありがとう」と言えば良いのだろうけど、

これがなかなか言えない。断捨離は続くよどこまでも〜〜♪

ネットでこんな記事を見かけたことはないだろうか。

「子供が〜になったら100%親のせい」とか。

これは違う!

絶対そうだよね〜〜〜〜。

 

全て親のせい?

「あるタイプの親」と「あるタイプの子供」の気性や物事の考え方などがぶつかり合って摩擦が起きるのだ。だから必ずしも親のせいだけではない。 

そもそも親は「そのモデルイヤーのある特定の種類の人間の子供のある特定の条件下の親専用」に書かれた育児書を見ながら子育てをしているわけではない。

だから試行錯誤が非常に多い。

その中で

迷いながら

我が子のために

一生懸命(それなりに)頑張っている。😢

その努力だけでも認めて欲しい。

 

動物の親

蛇の母親は卵を産んで、すぐにどこかに消える。

殻を割って世に生まれてきても何も教えてくれる母はいない。

食料を与えてくれる母もいない。

敵に殺されそうになっても救ってくれる母はそこにはいない。

独りで生きていくのが運命なのだ。

 

それに反して

人間の子供はかなり長い間親に甲斐甲斐しく面倒を見てもらう。

こんなことは他のどの動物もやっていない。

親も本当はこんなことはやりたくないと思う時もなきにしもあらず。

それでも我慢してやっているのだ。

お金はかかるし体力は消耗するし精神は粉々にされるし

あまりいいことはない。

でも続けている。

 

それは親は我が子をこよなく愛しているからである。

その愛の表現の仕方はいろいろあっていいのではないだろうか。

それを子供は「こんな親のところに産まれてきて。。。」とか文句を言うこともある。

 

それなら蛇のように産まれたその日に見捨てることもできる。

実際そうする母もいる。

そうしなかった我々母にもっと尊敬の意を表明してもらいたいと思っているのは

絶対自分だけでないはずだ。

 

鳥は夫婦で子育てを一生懸命する動物だ。

でも雛が成長すれば巣から追い出す。

 

たぬきの母は遠くの知らないところに我が子を連れ出し

わざと置き去りにしていく。

独りになって子たぬきは心細くなり何日も母を探し歩くが見つからない。

諦めて独りで強く生きていこうと決心する。

 

捨てられても文句は言わない。

動物というのは自分の運命を感覚的に理解しておりそれに反する行動はとらないのだ。

 

親は後ろ指をさされるばかり

それに反して人間は一生親の悪口を言い続けるケースも多々ある。

子供だけでなく社会や専門家がこれにさらに拍車をかける。

はっきり言って下等動物の方が立派。

 

人の出来不出来が全て親のせいというのは正論ではない。

だからネット上の嫌がらせ意見に異議申し上げたい。

 

親のせいと言ったところで親がそう簡単に変われるわけでもない。

確かに親のせいの部分もあるのは認める。

 

でも言われなくとも、親というのは

「自分のせい」と思っているものだ。

それを赤の他人に指摘されても解決にはつながらない。

親の精神的疲労が増加するだけである。

 

「100%親のせい」はありえない。

でも親が変わると子供も変わる、というのはあり得る。

だから親から自分を向上させるように努力することにはメリットはある。

ただ

それでも努力の成果が見えない時もあるのだ。

そんな状態で苦しんでいる親に理想を語っても意味がない。

 

親も自分を理解してくれる人を必要としているのだ。

親はそれなりの努力しかできない。

だから

 

特にただでさえ神経過敏になっている母親に向かって

「ダメな母親だ!」とか

「それでも母親か!」とか

お願いだから言わないでほしい!!!

それでなくとも母親はいつも崖っぷちに立たされているのだから。

 

世の中に一番必要なのは愛と理解。

それが一番欠けているのではないだろうか。

 

ドクダミママ至言

人の家のことは他人にはわからない。
完全な親も完全な子供も絵に描いたような家庭も存在しない。

どんなに一時理想的に見えても、不機能状態に陥る家庭もある。

そしてそんな時に他人が「親があれだからね〜」と後ろ指指しても解決にはならない。

 

なぜなら

どんな気持ちで親が子育てをしてきたか誰も知るよしがないからだ。

人に子供のことで嫌なことを言われ、気にして精神を病むのは親。

人間だから失敗もあって当然。

それにたとえどんなに努力をしても十分でない時の方が多いのではないだろうか。

それが普通。

だからもっと寛容になるべきではないだろうか。

 

世の中で最も大切なものは愛と理解。

文句はいくらでも言えるし人をけなすのはこの上なく愉快かもしれない。

でも厳しい裁きは人の心を救ってあげることはできない。

心を救ってあげる前に子育て論をかざしてみてもあまり効果がないように思う。