今朝次男が家を出た。
すでに一足先に出ていったシカゴの妻の後を追ってのことだ。
別れの涙なんて当然なし。
手を振っての見送りもなし。
今朝
今朝は朝早くから夫が台所でマフィンを山ほど(30個!)焼いていた。
次男に持たせるためと自分たち(二人で)で食べるためだ。
それは優しい心遣いととれる。
だが、次男は体重オーバーもいいところの体型で、こんなものを食べればまた太る。
次男の体重は120キロ!身長は174センチほど。
20歳前は70キロくらいしかなかったのに自炊を始めてからこうなった。
今の嫁と同棲を始めてからこのデブ化に拍車がかかり止まるところを知らぬほどの巨体となった。
母親が自炊の仕方を教えなかった、と言わないでほしい。
教えたつもりだった。
栄養学の基礎も教えた。
今もことあることに教えている。
デブになったのは自分の選びである。
怠惰な生活態度の表れでもある。
この一年実家に戻り地下で妻と暮らしていたが、食事を一緒にしたことは滅多にない。
なぜかというと常に義理の親の家に入り浸っていたからだ。
とりあえずいなくなってくれたのでやれやれだが、後味の悪い気持ちは抜けない。
理由はこれ。
引越し
ギリギリまで荷物はまとめられず、引越しが翌日に迫り、これでは予定通りに家を出れそうもないとみた親は手を貸すことになった。
でも親が働いているのに、夕方はゲームをやっている姿がそこにあった。
深夜近くになり箱詰めが60%ほどしか終わってないのに彼は友達と遊びに出かけた。
昨日の朝。
箱詰めと片付けは(本人はあと少ししかないと言ってたが)まだかなり残っていた。それを夫が片っ端から箱に入れて行った。私は山のようなゴミの処分。
次男は体重が重い上頭脳の回転も遅いせいか、動きがトロい。
だからなかなか進まない。
その後、本人はレンタルトラックを取りに行くと言ってでかけた。
2時間後に、今カーレンタル店に到着したと電話をしてきた!
2時間何をやっていたのか。
カーレンタル店はここから15分もかからないところにある。
義理の弟(つまり嫁の弟)をピックアップに行っていてついでに昼食を食べていたらしい。
戻ってきたときはすべての荷物は外に出され(夫が90%やった)。トラックに乗せるのみだった。
長男と二人の助っ人も到着して4人でトラックに1時間ほどで乗せるのを終わった。
そして思ったより早く終わったので、「箱に詰めるのを段取りよく早く終わりにしていたからかな」とまるで自分で全部やったかと言わんばかりの態度だった。
その後彼は手伝ってくれた人を連れてレストランに向かった。
言っておくが手伝いの90%は親がした。
でも親は呼ばれていない。
彼らがレストランで楽しんでいるときに親はまだ必死になって掃除片付けをしていた。
夫は忘れていたテーブルをトラックに詰めた。
そして次男が戻ってきていうことには、「すでに3:30で、今日はシカゴには行かない」ということだった。
明日の朝5時に行くらしい。
今朝。
私は疲れ切って8時半まで起きれなかった。
台所で話し声がする。
次男と夫である。
あれ〜?5時に出るんじゃあなかったの?
タラタラと朝食をとっている二人のヤカラに思わずイラ!💢
二人が喋りながら朝食にかけた時間はなんと2時間!
どんなに遅くとも9時には出なさいと言ったのに、シャワーも浴びていないし猫も捕まえていない。
そして9:45。
やっと猫を捕まえようとする気になったらしいが、捕まえられないのでシカゴの妻に電話をすること20分。
私がいると猫は檻に入ろうとしない、夫もしかり。しかし次男は夫に檻のドアを閉めてもらうためにそこのいるように要請した。そのため猫は檻に絶対に入ろうとしない。
頑固な息子は自分のやり方を押し通した。
だがうまくいくわけないのだ。
結局猫はここに置いておくことにしたらしい。
とんでもない話!
彼らの猫は私たちの猫を威嚇するのでここにいてほしくないのだ。
はっきり言ってこのバーンキャットは可愛くもなんともない。向こうも私たちを嫌っているようだし。
だからここに置いておくなんて考えられない!!!!
2週間後に猫を引き取りに来ると言っていたが、この無責任な息子にムカついた。
こういう予期せぬことがギリギリになって起きることもよくあるから、準備は周到にしておくように、そしてなるべく早めになすべきことを終わりにするようにと言っておいたのに。
案の定、猫を捕まえるだけで50分。
家族に猫の世話を押しつけて家を出たのは午前11時!
これから最低5時間の運転で、何事もなければ午後4時に新しいアパートにつく。それから荷物をアパートの三階まで運ばないといけない。
手伝う人はゼロ。
次男と嫁のみ。
エレベーターはない。
使える階段は細い螺旋階段のみ。
今晩の夫婦喧嘩が見えている。
明日も絶対夫婦喧嘩だろう。
次男はいなくなったがゴミの処理はすべて終わっていない。掃除も終わっていない。
次男夫婦は揃って超だらしないタイプなので、地下はたった一年で老朽化し、タワシでこすっても汚れが取れそうもない。
ギリギリまで掃除も箱詰めもサボっていた息子を見て早くやれとは勧めていたが結局本人はやらなかった。
なぜ手を貸したのか?
1。出発日が延長しないように。(息子を救うため)
2。自分たちの不動産投資が水に流れるようなことがないように。(自分たちを救うため)
息子はゴミも可愛くない猫も両方親に押し付けて出て行った。
それなのに息子は猫の餌を置いて行かなかった。
最低。
この人には何も期待できない。
自分を根底から変えるには彼には軍隊しか残っていないだろう。
二度とこの家に住んで欲しくない。
自分の息子を愛していないとは言わない。
しかし、こういう人とは距離を保つことが最も懸命なのだ。
こんな子供を持った親の本音
子供が小さい時は肉体的疲労が大きい。
でも子供が成人したあとは精神的疲労が大きい。
これが親の傑作品?
と自問するたびに疲労感が何倍にも増す感じがする。
職場の同僚に以前に嫌なことを言われた。
「結局○○さんは、子育てがうまくできなかったんでしょう。だから今の現状があるんでしょう?」
と、悪気いっぱいでわたしに告げた。
それはまさしく裁判の告知。
言われなくともじゅうじゅう承知している。
だから言われたくないのだ。
確かに育てかたは大きい。
でも遺伝子の方が大きい。
それに今更何ができよう。
だから私は他人の中傷に耐えるしかない。
他の親を中傷していると、いずれ自分にも返ってくるものだ。
同僚の子供は小学生が二人で、今春赤ん坊が生まれたばかりだ。
今はそうやって成功者のような口を叩いていればいいのだ。
試練はこれからやってくる。
そしてあの時あんな恥ずかしいことを言わなければよかったと後悔する日がやってくるのだ。
ネットでも親が子育ての悩みを暴露していると、決まって誰かがトピ主をなじる姿がある。そんな人に限って子供が小さいか、親を悩ませている子供の立場にある人に決まっている。
こんな心無いコメントはやめてほしいものだ。
親は完全にはなれず失敗も繰り返す。
人類が始まってからずっとこれなのだ。
わたしは我が子には悪いが完全な親になれなくてよかったのかもと思う。
それは同じ道を歩んでいる他の親の気持ちが手に取るようにわかるからである。
人生のすべての経験には意味があり学習の機会も成長の機会も多い。
その中で子育てが一番そのような機会が多いように感じている。
ドクダミママ至言
子供が成人したが思ったように育たなかった場合
がっかり!と感じることも多いだろう。
でも、もしあなたがある状況下でそれなりの努力をしたなら、それは100%親の責任ではない。
教えるべきことを教えたなら、親の責任を果たしたことになる。
ただそれを受け入れるかどうかは本人次第。
しかし反対方向に歩んでいる子供を見て最も苦しむのは親である。
だからそっちの方向を見ないようにしないといけない。
そのかわり
自分の心に向き合い自分の心のうちの声を黙って聞いてみよう。
思っていることを我慢しなくてもいい。
そして自分の声を聞いたら、
ただ
「落胆しているんだね」
「悲しいんだね」
「怒っているんだね」
と優しく認めてあげる。
自分はどうしようもない親だなんて言わなくていい。