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ドクダミママ至言

母業落第の果て:もっと早く知りたかった子育てへの答え

母親に向かない人

この世に、母親に向かない女性っているだろうか。

いる。

例えばこんな人。

 

母親に向かない人とは

自分を捨てきれない人。

自分の時間がしっかり欲しい人。

プロ並みの特殊な才能がある人。

やりたいことがたくさんある人。

社会的に成功したい人。

なんでもいいから外に出て活躍したい人。

頭脳が飛び抜けていい人。

育った家庭環境がイマイチ思わしくない人。

不健康な人。

精神疾患を抱える人。

そして

子供が嫌いな人。

 

上記に当てはまる人は子供を持つ前によくよく考えることをお勧めする。

たとえ貴女の信じる神様がなんと言ってもだ。

理想は理想。現実は現実。

 

では、上記のリストにバッチリ当てはまっているけど

もう既に子育てが始まってしまった人は?

その上、24時間営業で子育てをしている人は?

どうしたらいいのか。

 

向かない人が子育てをすると

上記のタイプの女性がフルタイムで育児に関わると、通常は大変苦しむことになる。

それでも我が子のためにと自分を殺し、自分の心の叫びにふたを閉め、子育てに臨む。更に自分の人生の夢を子供の成功に置き換える。

危険な実験を試みるのだ。

だがこんなのはうまく行かないのが目に見えている。

 

子供は全てお見通しなのだ。

落ち込んだ目と

曲がった口角と

やつれた顔と

イライラした声からわかる母親の心の内を。

 

そんな母親を子供はどう思うのか。

ママは自分が嫌い。

ママを苦しませているのは自分。

と感じるに違いない。

 

すると母親は責任を感じもっと必死になる。

この必死になるのもよくない。

 

家にこもって必死になって自己犠牲を払っても思うような結果が出るとは限らない。

出ればいいが出なかった時はどうするのか。

ウツになる?

わたしみたいに?

一生懸命やって結果が出ないのは子育てに多い。

一生懸命やれば相手が応えてくれるものでもない。

相手も自分の気持ちを汲んでくれるわけではない。

母業は片思いの孤独な仕事なのだ。

 

周りからのプレッシャー

周りは、しっかりやってあげないと子供が可哀想でしょ、とか脅す。

しっかりやるってどういうこと?

一生懸命ってどのレベル?

そういう曖昧なことを無責任にいう人が後を絶たない。

母親はただでさえ罪悪感を感じやすい。

自分はダメだ、もっと頑張らねばと、どんどん自分を追い詰めていく。

 

一般的に、男性は自分の適性に合わせて一生の仕事を選べるけれど、女性にとっては母業が天職みたいに言われている。なんの準備もなくいきなり第一日目から問題なくできるような錯覚を覚えている人もたくさんいる。できないと、「それでも母親か?」と真っ向から裁く。天職なんだからなんてことないでしょう?と言ってくる。

いや、女性だってそれぞれ性格や適性が異なり、皆母親に向いているわけではないのだ。

 

世の中は「子供のために」とそればかりを強調するきらいがあるが、

「母親の精神衛生」について考えてくれる人は少ない。

自分のことをすると「自分勝手」と言われ、「子供が哀れ」と言われる。

なんでも全部母親のせい。

でもはっきり言って

悲しんで子育てをしている母はいい母になれないのだ。

それに親がストレスを溜めていると子供に悪影響が行く。

母親が幸せでないなら子供も幸せにはなれない。

笑顔でいられない母になんのいいことがあるのか。

 

最も大切なこと

だから

最も大切なことは理想的な子育てを追い求めることではなく、

自分にできることをすることだと思う。

母親は必死になって育児書に従い研究に研究を重ねる育児をするのではなく、自分がなるべく幸せだと感じる育児をしないといけない。それはわがままなことなのだろうか?

 

子供も大切だが、わたしは母親の精神衛生が最も大切であると思う。

だから家にいると気が狂う人は外に出たらよい。

仕事をしたければすればよい。

自分のしたいことがあれば、できる範囲で継続すべき。

なんでも自分で全部やろうとしないで借りれる助けはいくらでも借りた方がいい。

体と心の病気の人はもっとそうだ。

 

向いていないのに、既にこの世界に足を踏み入れてしまった人は

どうにかして自分が幸せなママになれるように

調整を図らないといけない。

努力じゃなくて、あくまでも調整。

 

幸せになること

我慢しながら子育てをしてもいい影響はない。

我慢をすると子供にあたるようにもなり兼ねない。

虐待なんて充分可能だ。

母業はある意味で女性を狂わせる。

 

そんな母親を見て子供はこう呟くだろう。

「自分はママの幸せの邪魔者で、生まれてくるべきではなかった」と。

それならいくら一生懸命やっても全く意味なし。

 

向いていない人は開き直ってもいい。

いつも甲斐甲斐しく面倒を見なくともいい。

そういう母親が向く子供もいるのだ。

 

型にはまらないで肩の力を抜いて、

子育てをエンジョイできるようにする戦略を検討すべき。

それはちっとも悪いことでも罪悪感を持つようなことでもない。

子供のためにもママは幸せでないといけない。

ママが不幸なら子供も不幸になるからだ。

 

結論

向いてない。

わたしは100%向いてない。

適性ゼロ。

才能ゼロ。

とずっと思ってきた。

今も思っている。

それでずっと苦しんでいる。

 

でもだから何?

みんなそれぞれ違うのだ。

親になるのはそんな甘いもんじゃあない。

向き不向きがあるのだ。

 

で、ふと思う。

本当に母親に向いている人って実際にどのくらいいるのだろうか?

5%未満?

たぶん。

そんなものだ。