5月は二つの卒業式が重なり多忙な月となった。
初旬に長男の修士課程の卒業式があり
中旬に三男の修士課程の卒業式があった。
長男は最優等生で聖心大学院を、三男も優等生としてボストン大学院を卒業した。
専攻は長男はクリニカル・ソーシャルワークで専門分野は心理カウンセリング。
三男はビジネス解析。
日本では我が子の達成話を話す事はとても’はしたない自慢’ととられ
’謙虚さに欠ける’とか’嫉妬の対象’になる傾向があるけれど
まあ言いたい人には言わせておくというズーズーしさを許していただきたいと思う。
それは両者とも発達及び学習障害があり
一目ではわからない身体障害もあったという背景がある。
まともに生まれ育った人の達成は当然のこと。
でも障害を抱えた人が何か達成することは
並ならぬ努力の成果なのだ。
だから涙なしでは語れない背景を前提にして
皆さんにご報告させていただきたい。
何度もう諦めるしかないなあ・・・と思っただろうか。
何度泣いただろうか。
何度悔しい思いをしただろうか。
息子たちの辛く悔しい気持ちや苦労話を聞きながらなんと言ってあげていいかわからないことが多かった。そして親としてふがいなさを感じることも数え切れないほどあった。
親はどんなに助けてあげたくとも
結局本人が腰を上げて頑張らないといけないんだし、本人が問題解決方法を見つけ出さないといけないとわかっているから、助けられないこともある。
ただ・・・頑張れ!きっとできるよ!と信じてあげるしかないのだ。
本当は100%そうとは思えなくとも、言ってあげるしかないのだ。
今までの経歴から不可能としか見えなくとも信じることしか親にはできない。
そう、もし親が信じてあげれば本人も頑張れるんだと思う。
学費も二人とも自分でなんとかした。
学生ローンはゼロ。
大学院から出る奨学金と貯金で賄った。
二人とも自分なりに自分で発見したやり方で成功への道を模索していったのだ。
結局それなんだと思う。
親は我が子に秘められた底力を信じるしかないのだ。
卒業式には夫は歩行器に頼って参加した。
いつまでたっても子供だなあ〜〜〜、と思っていたのに、知らないうちに成長していたんだ。
自分のことで精一杯で親のことなんてあまり気にしていなかった彼らでも、いつの間にか歳をとっていた親の姿を目の当たりにして涙ぐんだ。
もっとしっかりしなくては、と思ったようだ。
私たち夫婦も息子たちが表彰状を受け取る姿を見て涙を抑えることができなかった。
こんな素晴らしい日は他にない!と思わせられた。
我が子の成功と幸福。
これ以上の喜びはこの世に存在しないのだ。
(でも我が子の人生がめちゃくちゃならこの世は親にとって地獄となる・・・😥)
何の問題もない人は勝って当たり前。
でも本当のVictoryっていうのは障害物があるのに勝てた場合ではないだろうか。
でもその勝利がなんであるかは本人が決めること。
人はそれぞれ異なるからその勝利の類も人それぞれでいい。
最後に「野の百合をご覧なさい(consider the liliies)」
という歌をご紹介したい。
そんなに心配しなくても大丈夫だよ、というメッセージです。
Consider the lilies of the field, 野の百合をご覧なさい。
How they grow, how they grow. どうやって育つのだろうか。
Consider the birds in the sky, 空の鳥をご覧なさい。
How they fly, how they fly. どうやって飛ぶのだろうか。
He clothes the lilies of the field. 神は野の百合を着飾ってくださる。
He feeds the birds in the sky. 空の鳥を養ってくださる。
And He will feed those who trust Him, 神は神を信頼する人を養ってくださる。
And guide them with His eye. その瞳で導いてくださる。
Consider the sheep of His fold, 羊をご覧なさい。
How they follow where He leads. どうやって神が導かれる道がわかるのだろうか。
Though the path may wind across the mountains, 山々を横切る道はうねっているかもしれない。
He knows the meadows where they feed. (でも)神は羊にとって一番いい牧草地をご存知である。
He clothes the lilies of the field. 神は野の百合を着飾ってくださる。
He feeds the birds in the sky, 空の鳥を養ってくださる。
And He will feed those who trust Him, 神は神を信頼する人を養ってくださる。
And guide them with His eye. その瞳で導いてくださる。
Consider the sweet, tender children 愛らしく感じやすい子供達をご覧なさい。
Who must suffer on this earth. この地上で苦しまないといけない子供達を。
The pains of all of them He carried (神は)彼らの痛みを背負っておられる。
From the day of His birth. お生まれになった時からずっと。
He clothes the lilies of the field, 神は野の百合を着飾ってくださる。
He feeds the lambs in His fold, ご自分の子羊を養ってくださる。
And He will heal those who trust Him, 神を信頼する人を癒してくださる。
And make their hearts as gold. 人の心を金のように輝かせてくださる。
He clothes the lilies of the field, 神は野の百合を着飾ってくださる。
He feeds the lambs in His fold, ご自分の子羊を養ってくださる。
And He will heal those who trust Him, 神を信頼する人を癒してくださる。
And make their hearts as gold. 人の心を金のように輝かせてくださる。
空の鳥を見るがいい。まくことも刈ることもせず、倉に取り入れることもしない。
それだのに、あなた方の天の父は彼らを養ってくださる。あなた方は彼らよりはるかに優れたものではないか。.............
野の花がどうして育っているか考えてみるが良い。働きもせずつむぎもしない。...........
明日のことは思いわずらうな。明日のことは明日自身が思いわずらうであろう。1日の苦労はその日1日だけで十分である。
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