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ドクダミママ至言

母業落第の果て:もっと早く知りたかった子育てへの答え

さらば息子よ〜妻をめとった息子はほぼ赤の他人

息子が結婚したら母は息子から99%離れないといけない。

精神的および物理的な距離を取らなければいけない。

それもかなり大幅に。

そんな風に感じている。

 

わたしは息子を持つ母として、お嫁さんに息子を盗まれたように感じる。

そして息子が選んだ女性がイマイチ気に入らない、というのもある。

噂には聞いていたけど

本当だった。

 

でも戦って見ても母親には勝ち目はない。

嫌われて縁を切られるのはこちらだ。

だから息子にはこちらからさようならを言わないといけない。

そしてお嫁さんとせいぜい仲良くするように努めるしかない。

 

次男の嫁は

ものすごく頭がよく何でうちの息子のような人間を選んだのか全く理解に苦しむほどだ。マナーもいいしとても可愛らしい。メキシコ人なので文化がちょっと異なるが夫とわたしには特に問題はない。

問題は嫁のアル中。

結婚する前に絶対にアルコールに触らないと約束させたそうだけれど辞められない。ヴォッカとかテキーラをガンガン飲んでもぶっ倒れたりしない豪酒。ストレスがあるたびに飲み、飲んだら最後、暴れまくる。ハッピーな酔っ払いタイプとは異なりとても怖い酒乱なのだ。昼休みに職場の外で飲んでいたのがバレて、一年に2回も仕事をクビになった。でも飲んでいないときは天使のようだ。

それで家族全員および友人全員がこの結婚に反対した。頑固な息子はそれでも自分の意志を押し通した。愛しているからとか。バカ。アル中は治らないと知らないのだろうか。そもそもアル中が嫌いなんでしょ?嫁はそれだけじゃない。不妊症でもある。でもまあこれは仕方がないとしてアル中は困る。それなのに息子は結婚した。嫁の両親は、「娘をもらってくれてありがとう」ととても喜んでいた。問題児を押し付けてきた感じでとても迷惑。

で、夫とわたしは諦めた。何を行っても無駄だから。

とりあえず嫁と私たちの間には何も問題はない。でも息子とはほとんど話をしないしアドバイスなどしようものなら憤慨されるだけなので口を閉じて何も言わないようにしている。

理由は

妻をめとった息子はある意味でもう自分の息子ではないからだ。

一人の大人として彼の決断と生き方を尊重しないといけない。

 

三男の嫁は

義理の両親(私たちのこと)とは一切話をしない。電話を息子にしても絶対に電話に出ることはない。でも彼女に文句を言ったこともないしいらぬお節介を焼いたことも全くない。

嫁はぽっちゃりを通り越した女性で(160センチで80キロ!)、息子も最初はあまり興味がなかった。でも追いかけ回されること6ヶ月、息子は半分嫌がっていた。彼女は結婚願望の塊でその執念では彼女の右に出る人はいない。自分を忘れさせないように他の女性に行かないようにと、ミシガン州まで飛行機で息子に会いに来た(出身はシアトル近郊で、ハワイの大学で知り合った)。その当時は息子は彼女とは共通点も少ないし別れようと思っていたのに。で、結局相手の思う壺で結婚することになってしまった。(去年の七月結婚)婚約時の二人の約束は結婚式までに20キロ痩せること。でも3キロくらいしか痩せられなかった。そして結婚後は結局太りだした。ちなみに息子の体重は嫁よりはるかに軽く、かなりのイケメンと言われている。めでたくイケメンを捕まえた彼女は幸せかもしれないが、気をつけないとよその女性に取られる可能性もある。嫁は苦労を背負い込んだことがわかってないのだ。

女性は好きな男性を捕まえるためならどんな嘘でもつく、と息子に伝えたのにね。息子は「まあ、これでいいや」というすごいいい加減な気持ちで結婚したのだ。呆れてものが言えない。

 

おそらく嫁は気にしている。自分の体重のことを。そして自分が義理の家族からどう思われているかも気にしているに違いない。

わたしも娘も標準体重。わたしはおばさんだから比較の対象にならないけれど、娘は最近ものすごく綺麗になって来た。だから引け目を感じて会いたくないのだろう。息子はわたしが嫁をいじめると思っているらしい。いやいじめるつもりはないけど、やっぱり「何であんなのと?」と言う気持ちは消えない。

さらに嫁は実家(今はユタ州)に入り浸るタイプで一人で帰ればいいのに毎回息子を引き連れていく。連れて帰ったら最後で何ヶ月も(遠い)実家に残りたがり、息子が文句を言えば愚痴を言い挙句の果ては泣いて説得にかかり息子を諦めさせるのだ。去年の夏2ヶ月もそこで仕事も見つからないから何もせずに時を無駄にした。嫁の実家は将来性ゼロの田舎で人種差別もある。でもそこに腰を落ち着ける可能性は高い。仕事など見つからないだろうと思う。

わたしが思うには実家から離れたくない女性は結婚などしない方がいいのだ。いつまでも子供をやっている嫁のおかげで息子は仕事で成功などしない確率が非常に高い。

それはこの母にとって非常にムカつくところである。

そんなことがあっても嫁を受け入れる努力はしたいという気持ちはある。それでも嫁は真っ向から避けてくる。息子との関係がこじれるので、嫁についてのわたしの評価は言わないようにしているけど多分息子は気づいているはずだ。

 

何を思っていても何も言わない。ただ笑顔を作り本音は隠すしかない。

なぜなら妻をめとった息子はある意味でもう自分の息子ではないのだ。

息子ではなく一人の大人の男性。

今は他の女性に属している

だから母親は口を慎み、いらぬことは言わない方がいい。

 

男の子を持つことは悲しい

ラテン系の国を除いてはどこでも「男の子を持つことは悲しい」と言う愚痴を耳にする。

結婚すると家に寄り付かないからだ。

連絡も来ないし。

母親の言うことなどどうでもいいと思っているきらいがある。

なんとなくバカにされているようにも感じる。

「俺は男だ!」みたいな態度がもろに出ていてはっきり言って怖い。

そしてやっぱりひしひしと感じるのだ。

可愛い息子はとっくに卒業して他の女性にあげたのだから

もう自分には属していないのだと。

 

親は当然寂しい。

でも諦めないといけない。

息子というのは結婚して始めて親離れが完成するのだ。

そして親はここで究極的な子離れを強いられる。

つまり、息子の結婚は親が息子を失うことを意味する。

 

わたしは息子たちと自分の間に、世界で一番強力でなおかつ太いマジックマーカーで線を引くことにした。それは決して消すことができないほど強力なマーカーだ。

だから母のことなどさっさと忘れてこの先は

自分の選んだ女性と仲良くやっていってほしいと願っている。

 

さようなら。

息子だったけど、これからは時々連絡を取り合うだけのただの知り合い。

相手から誘われない限りは訪ねて行ったりもするべきではない。

婿養子に出したのと同じなのだ。

それだけの軽い関係で生きた方がお互いに楽。

これでいいのだ。

 

ドクダミママ至言

結婚してしまった息子は知り合いか赤の他人扱いくらいでちょうどいい。

息子家族のことに口を挟まない。

聞かれない限りはアドバイスなどあげない方がいい。

呼ばれもしないのにこちらから図々しく訪ねて行くなんてルール違反。

呼ばれた時だけ顔を出すこと。

息子夫婦と自分との間に一線を引く。

常に丁寧語で話し他人行儀で振舞う(これなら決して境界線を越えることはない)。

お嫁さんに対して嫌なところがあっても我慢して受け入れる。もしできたら友達になるように努力。