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ドクダミママ至言

母業落第の果て:もっと早く知りたかった子育てへの答え

子供の欠点を直そうとすることに意味があるのか

猫は夜行性。だからニャンタの欠点は夜中に飼い主を起こして邪魔すること。「退屈だから遊んでくれ〜〜〜!」と言ってる感じ。当然迷惑だけど直さない。それに直すなんて無理。

親の使命とはなんだろうか?

当然子供を守ること。

 

でも他にもある。

それは・・・子供が立派な大人になれるように色々教えてあげてトレーニングすること。

すなわち欠点を改善させるように協力すること。

 

多分こんな答えだとほとんどの親は思っているはずだ。

 

そしてほとんどの親はこれを充実に実践しているはず。

ところがこれだけど・・・成功率が結構低い!!!😅

 

例えばあなたの子供の欠点や弱点はなんだろうか?

部屋を整理整頓できないとか?

物忘れが激しいとか?

勉強が苦手とか?

ゲーム中毒とか?

 

今回、この欠点改善について理解しておくべきことを数点あげたい。

 

生まれつき

欠点は改善できないことはない。

ただ時間がかかる。

一生かかることも多い。

なぜなら生まれつきの部分が多いから。

 

綺麗好きな人は生まれつき綺麗好きのように見受けられる。

だらしない人もそういう感じ。

こういうのは生理的な問題かと思う。

汚いのが耐えられない人は自然に片付けるはず。

だらしない人は怠惰な癖がついているか元々乱雑なのが気にならない人。

 

学問が好きで得意な人もやっぱり生まれつき。

楽器を弾くのが上手な人も

文才のある人も

生まれつき。

 

おとなしい性格も生まれつき

おしゃべりも生まれつき

元気があるタイプも生まれつき

 

このような生まれつきの部分を必死になって変えようとしても

望むような成果が出ないことが多い。

 

だから元からおとなしい子供にスポーツをガンガンにやるようなリーダー格の子供になって欲しいとか望むのは間違い。

生まれつき元気な子供におとなしく座っていろ!とか要求するのもかわいそう。

個性は欠点ではない。

 

ただどんなに生まれつきでも

直さないとまずいものは道徳的な分野と健康に関する分野。

 

この基本的な分野は直せる分野であると思う。

でも生まれつきの性格とか気質は直せない。

それから欠点に見えても場合によってはそうではないことも結構ある。

どういう角度から見るかによる。

 

欠点はなかなか直らないのが当たり前

欠点はなかなか簡単には直らない。😅

そもそも親にだって欠点がたくさんある!

それなら成長過程段階の初期にある子供はもっとある。

 

だから親はついつい小言ばかり言ってしまう。

そのことによって子供の自尊心を傷つけてしまう。

 

自尊心が低い人は自分を向上させようとか考えられない。

頑張ってもどうせまた失敗して親に怒られると思ってしまうからだ。

絶対に失敗するに決まっていると思ってしまうからだ。

だから小さくなった自分の自尊心を守るためにも怖いことにチャレンジなんてしない方が賢いと思ってしまうことが多い。

 

欠点も習慣化する。

でも失敗の経験とか怒られた経験が多いと

それに対する反射も習慣化する。

考え方も習慣化するのだ。

そうなると修復不可能になったりする。

 

欠点はなかなか直らない。

直すのに時間がかかる。

だから’無理やり’直そうとはしない方がいい。

それより、ただ頑張っている姿を見守るのみ。

 

短所より長所を見る

親は子供の短所ばかりを見つめてしまう傾向がある。

それは親としての責任感からきていることが多い。

でも恐れからきている場合もある。

 

覚えておくべきことは誰にでも長所があるということ。

あなたのお子さんの長所はなんだろうか?

その長所を見つめてあげよう。

する自然と短所が気にならなくなってくるものだ。

長所を伸ばす方が短所を直すより簡単なはず。

 

敗してもその努力を認めてあげる

欠点や短所を克服している間には何度も失敗がある。

ダイエットと同じ。

 

でも諦めない。

ダルマのように七転び八起き。

それを教えてあげれるのが親。

励ましてあげれるのが親。

 

頑張っているその姿勢と努力だけでもいい。

それを認めてあげるなら子供はまた頑張る勇気を得ることだろう。

 

結果も大事だけどそのプロセスも大事

当然、素晴らしい結果は喜ばしいことだ。

でも、結果だけでなくそのプロセスも大事。

結果にたどり着くには時間がかかる。

そのプロセスにも焦点を当ててあげよう。

転びながら頑張っている姿は美しい。

それも認めてあげよう。

 

オリンピックの選手は素晴らしいパフォーマンスで観客を感動させる。

でも私たちが知っているのはその最後の場面だけ。

そこにたどり着くには生々しい苦労があることは本当のところは知らない。

 

欠点や短所の克服もそれだ。

結果に至るその道も大切だ。

いや、実はその道の方が大事なのだ。

 

少しでも以前より良くなっていたらうんと褒めてあげる

欠点の克服には時間がかかり親はイライラしてくることも多いだろう。

「何回言われたらできるの?!」とか言っている親はそこらじゅうにいる。😅

(自分も言ってました😓)

 

しかしそう簡単にはできるようにはならないのが常。

それは、いつもそばにいる家族だからこそ、その小さな成長や改善が見えないのだ。

でもちょっと目を凝らしてみれば見えることもある。

そのほんの小さな改善と成長を確認できる親がすごい親。

そして確認できたらうんと褒めてあげよう。

 

子供の心に寄り添う

小さな子供は特に親を喜ばしたい。

親が子供の全てなのだ。

だから親から愛情をもらうために、いい子になれるように頑張る。

成人した子供でもそういう気持ちが全くないわけではない。

 

でも失敗も多く

その成長は遅々としていて親をイラつかせたりもある。

たとえ子供は頑張っていても親から見ると大した努力に見えなかったりするのだ。

確かにこういうケースは多い。

でも・・・この評価づけが問題になってくる。

 

たとえ親が「それば絶対にC!」という評価を下しても、

それは子供のその現状では「A」の努力なのだ。

 

その辺の子供の心を汲んであげれる親になりたいものだ。

でもなかなか難しいのが現実かも・・・。😓

 

子供の中で起きている心の動き。

認めてもらえない悲しい気持ち。

それを感じ取ってあげれれば

たとえ「A」の評価はあげれなくても

努力は「A」でいいことにしよう。

 

親が全てを解決してあげなくともいい

責任感のある親に限って子育てに一生懸命になる。

それで我が子の「普通じゃない」点を必死になって直そうとする。

 

今子育てを省みて思うことが多い。

結局、親は子供の問題を全部解決してあげることはできない・・・と。

 

子供は子供なりに自分でどうにかしないといけない部分が多い・・・と。

それを変えようと躍起になる親の姿勢は良くない結果を生み出す・・・と。

 

人の成長はその人によって異なる。

速い人もいれば

遅い人もいる。

それはそれでいいのだ。

 

みんな違う。

一番速く走れなくてもいい。

その子にとっての一番ならいいのだ。

 

親の時計の針の速さで物事を測ることなく

子供の時計に合わせてあげよう。

子供の時計は親の時計とは長さだけでなく速さも違う。

 

ただその針がどんなに遅くとも動いていることを信じて

我慢強く待つことしか親にはできないのだ。

親が無理矢理直そうとするのではなく

子供の気質や成長段階に合わせて、

じっくりその「時」を待つ姿勢が大切だと思う。

 

でも我が子の欠点が一生直らなかったら?

 

それは本人の責任。😅

 

我が家

で、自分はそれができたかって?😓

うまくできた子供もいるけど、いまいちだった子供もいる。

ずっと必死になってトレーニングしようとしたけど・・・

最終的にこういう結論に至った。

つまり・・・

結局親はある程度までしかできない、と。😅

 

あとは子供本人が自分で気がついて(目が覚めて)やらないといけないのだ。😅

 

所詮、「これじゃあダメだ!」と思うようなきっかけがないと人は変われない。

特に頑固なタイプは!

 

だから親として教えるべきことは教えたら、あとは本人の自主性ややる気に任せないといけない。

今はこれでも、いつかその時が来たらちゃんとやれる日が来るだろう

と信じるしかないという結論に至った。

 

まず・・・4人もいると余裕がない。

余裕がないと一人一人のニーズにうまく対応してあげれない。

ただ日々を回していくだけで精一杯だったことも多い。

 

それでそれが自分の「親としての精一杯」だったのだ。

精一杯。

それしかできない。

そういうことは多い。

 

私はこの「不完全な精一杯」で神様に赦してもらうつもりでいる。

「わかってるよ。

全て思うように完全にできなかったって思っていること。

その気持ちだけでいいんだよ。」

と神様が言われているように感じている。

 

親だってある状況下においての努力しかできないのだから

子供もその努力だけで赦してもらうのも「あり」ではないだろうか。

 

欠点はそうそう簡単には直らない。

克服とか直すとかではなく

ゆっくりの改善だけが可能なこと。

親も子供も・・・。

それでいいと思う。

 

ドクダミママ至言

欠点は基本的になかなか直らない。

生まれつきの部分が多い。

欠点より長所を見るように。

失敗してもその努力を認めてあげること。

親が全てを解決してあげなくともいい。

 

子供の欠点を無理やり親の時計に合わせて直させようとしても悪い結果が出る方が多い。

我が子が自分の時計に合わせて少しずつ改善していくようならそれでよしとする。

長い目で子供の心により沿える親になろう。