ガタイの大きくなった子供の扱い方は結構難しい
と感じておられる親御さんは多いのではないだろうか?
その解決策として、つまり相性の悪い家族と仲良くやっていくためには
絶縁にしないためにはどうしたらいいのだろうか?
答えはコミュニケーションの改善!
それでもって今日から実践できる具体策は・・・・これ!
1。提案禁止
一番はこれ!
特に成人した子供には提案などをあげることを避けること。
(言ったって嫌がられるし、そもそも従わないんだから無駄な努力よ〜)
😭
とは分かっていても、親にとっては子供はいつまで経っても子供だから、
言いたくなるのは当たり前。
でもそこをグッと堪えて黙る。
これしかない。😅
提案は、やればやるほど確実に嫌われるよ〜〜〜〜〜。(経験あり!)
何事が起きても
「そう?よかったわね〜。」
「あら〜まあ〜」
「残念ね〜!」
と、これらをおうむのように繰り返す。
それで、その次に「どうするの?」
これだけ。
私の日本の育ての母はすごい。
一切合切自分の意見を言うことを控えている。
でもそれだとストレスの元になるので本音は自分の女友達にだけばらす。😅
2。呼び方の変更
日本の母は他にもすごいことを実践している。
それは・・・自分の息子たちを「さん」呼びし、プラス敬語と謙譲語を繰り返す。
(いくら我が子でもね、息子二人とも中年の社長なんだから、「ちゃん」とかおかしいでしょ?)
しっかり線を引いている。
これもおすすめです。
実は私も我が子に対してこれを実践している。
前は子供の時のように「ちゃん付け」だった。
でも今は、長男は「君付け」だけど、「さん付け」にちょっとづつ変えている。
娘に対してはすでに「さん付け」
三男だけが今も「ちゃん付け」(本人がそう呼んでほしいと言うから・・😅)
確かに今は「ちゃん付け」だけど、本人に気づかれないように少しずつ「君」に変えていこうとしている。いずれは「さん」に完全に移行する予定だ。
元次男は「さん付け」にしたらすごい嫌がられた。
冷たくて愛情を感じないからだそうだ。
彼は私の丁寧でよそ向きの言葉遣いを嫌がっている。
いや、こっちは子供の人生を邪魔しないようにと、ものすごく努力しているのだ。
その一つに呼び方を変えるのがあるし敬語活用がある。
彼は子供扱いされたくないけど、子供の時のように、愛情を示してほしいと願っているのはわかる。
しかし、それは難しい。
なぜなら彼はガタイも態度もヒジョウーにデカイ大人なのだから。😅
一番いけないのが呼び捨て!
もっとも欧米は呼び捨てが普通だけど・・・我が家は異なる。
「さん」をつけないときは、「Dear, darling, my love」などと呼ぶ。
白々しくてとても言えないと思うこともあるけど・・・嫌味で言う。
思ってもいなくとも言う。😅
実際、「さん付け」や丁寧な呼び方はとても効き目がある。
なぜなら会話ムードをガラッと変えられるからだ。
そして呼び方を変えた次に自然に来るのは「敬語」!
3。敬語に徹する
米国にお住まいの方は普通のアメリカ人のようにしゃべらないことをお勧めする。
米国の英語はカジュアルで、市民はあまり尊敬語も話さない。それで子供でも対等な話し方をしてくることが親をむかっとさせる理由にもなる。子供の言葉遣いが売り言葉になり、買い言葉として同じような調子でガンガンに返す。だから喧嘩に発展しやすい。
その対処として敬語を使う。
三男は日本語は流暢ではないので、日本語で話すときは「正しい日本語」みたいな教科書日本語で話しかけている。😅 これは絶対に喧嘩に発展しない話し方。
元次男は日本語はほぼ忘れたから会話は英語。でもこれが言い合いの原因になっていた。英語はストレートですごいシビアなことも軽々しく言えちゃう言語のため互いに言いたい放題で嫌な気分にさせることが簡単なのだ。だから言葉遣いにすごーく気をつけるようになった。
成人した子供たち全員に、つまりこういう言い回しをよく使うようになった。
Perhaps...(おそらく・・・)
I am very pleased to... (とても喜ばしいことですね)
It's so lovely, fabulous, remarkable, etc. (素晴らしいですね)
Although you may be offended, would you mind if I offer a comment or two? (迷惑かもしれませんが、少しコメントしてもよろしいでしょうか?)
この最後は、本人は一応承諾しているので文句は言わせないことができる。
(コメント受けたわまるって言ったでしょ?)
英語でお願いするときは
必ず、would you mind.......(・・・していただけますか?)
Could you please... (お願いですからこれをやっていただけますか?)
I am sorry to interrupt you.....but.....(お邪魔だと思いますがちょっとよろしいですか?)
といった長ったらしい前置きを言って遠慮がちにお願いする。
つまりね・・・親しい家族と思わないことです。😅
敬語だと親も自制できる。
感情に任せて言いたい放題の可能性も低くなる。
4。命令調を止める
絶対ダメな言葉遣いは、命令調。
「座れ」『座りなさい!」
「言うことをきけ」「黙って聞かんかい!」
「いい加減にしろ」「いい加減にせんかい!」などなど。
つまり威圧的な「上から目線」をやめないと嫌われるのだ。
相手は大人なんだから。
(思春期も同じかな・・・😅)
たとえどんなに我が子がどうしようもない人間だと思っても、
子供にも一人の人間としての尊厳がある。
それを尊重してあげることも大切。
5。音量を下げる
母親は、自分の不安から音量を上げることが多くある。
そしてその怒っている「不安で一杯の自分の声」を聞いてますます不安になるのだ。
するとますます音量が上がる。
ヒステリックになったりもある。
泣いたりもする。
これが子供をイラつかせる。
喧嘩に発展する。
だから音量は下げる。
6。口を大きく開けてしゃべらない
音量を下げるために一番簡単にできることは口を大きく開けないことだ。
口をちょっとだけ開けるなら音量も抑制できる。
やってみて〜!
結論
自分を見失わないようにするには、このくらいしないとダメな親はたくさんいる。
心を変えるのは結構大変だし時間がかかる。
だから外側の態度から始めることもありだと思う。
まずは言葉遣い。
効き目?
保証できます!
つまり母はお淑やかになればいいのだ。
京都弁で話せばいい。
「東男に京女」と昔から言われるように・・・京都弁はお淑やか。
「おはようさんどす〜」とかメチャ素敵〜!
憧れ〜〜〜〜!
麗しい〜〜〜!
この話し方・・・してみたい・・・でも自分は東女・・・無理よね〜〜〜。😅
それでもって常に茶の湯の心持ちで子育てにも対応したら喧嘩なんてまず起きないはず。
ドクダミママ至言
ガタイが親並みになった子供と成人した子供に対する言葉遣いの注意点。
1。提案禁止
2。呼び方の変更
3。敬語に徹する
4。命令調を止める
5。音量を下げる
6。口を大きく開かない