敷地に背の高い野生の花が咲き始めた。
その一つがこれ。
英名はblack-eyed Susan。
和名は黒い瞳のスーザン。
濃黄色の花びらと中心の真っ黒な瞳。
この色の組み合わせだけでも、個性の強さを映し出しているのがわかる。
降り立った地がどんなところでも固い決意とやる気で生き延び花を咲かせることを象徴しているのだそうだ。
その説明通り、この植物はこの状態で植え替えをしても生き延びるらしい。
それほどたくましい。
そしてふと思う。
自分は黒い瞳のスーザンのようにたくましいだろうか、と。
米国に一人で留学してきた20代の時はたくましかったかもしれない。
リスクを伴うことを怖がらずにやるタイプだったかもしれない。
’怖くてもやっちゃえ!’的な感じだった。
そして結婚して母になった。
「女は弱し、母は強し」とはよく言ったもので、ますます強くなった。😅
黒い瞳のスーザンのようにどんな場所でも状況でも鮮やかな色で輝いて強烈な黒い瞳で邁進した日々だった。
でも今、子育てを終えてすっかり弱虫になってしまった気がする。
今はセミの抜け殻と同じ。
失われたものは大きく
それに気づく時、なんとも言えない感情が湧き上がってくる。
今は
決断力も失われ
まず体力激減で頭も働かない。😅
子育てをずっとやっていると脳みそが茹って腐る、と友人に言っているくらいだ。
すると不思議とみんなこの意見に同意する。
アメリカ人も、インド人も、中国人も、中南米の人も、アラブ系も、母の肩書きを持つ女性は皆、頭を縦に振る。
でも脳みそが茹って腐るだけでなく、心が粉々にもなる人もいる。
どうやってその心を癒し修復していくか・・・
それが課題なのだ。
まず・・・
もう自分に厳しいことは言わないほうがいい。
自分自身ときちんと向きあい
自分をいたわり大切にする。
無理はしない。
できないこともある。
苦手なこともある。
子育てでうまくできた面もあるけど失敗だった面も多くある。
みんな同じ。
100%完全な親は世界中どこを探してもいないのだから。
自分を受け入れる。
受け入れなければ、他の人を受けいることもできない。
その他の人には我が子も入ることを忘れてはならない。
強くなれなくてもいい。
ドクダミママ至言
強い母になれない。
なれなくてもいい。
完全な親はいない。
完全になれなくてもいい。
もう自分に厳しいことを言うのは止めよう。