ネットで、成人した子供と仲良くできない親や、子供に会えない寂しさを語る親をよく見かける。それは万国共通のようだ。
得に子供の数が少ないところは非常に悩みが深いようだ。
仲良くできない
成人した子供と仲良くできない一番の理由は、
いつまで経っても親が我が子を子供扱いすることがまずあげられる。
そしてお願いされてもいないのに色々助言をすること。
子供の決断に対して口をはさむことだ。(いや〜〜〜よくある話!)😅
これが関係をこじらせる。
大切な我が子だから色々助けてあげたくて助言もするし口出しもするのでしょ?
全ては愛情から来ていると親は言いたいんだけど・・・
心配しているから・・・と言いたいんだけど・・・
子供は全くそれとは違った見方をしているようだ。😅
そもそも愛することと介入は根本的に異なる。
愛することは相手を思いやり尊重すること。
ということは子供のやり方を尊重し失礼な意見は慎むこと。
つまり「上から目線」を排除すべきなのだ。
これは成人に対してはかなりまずい。
でも親は子育て時代の延長を引き続きやってしまうのだ。
それで子供に嫌われる。
子供は成人して特に結婚でもしてしまったら、
親の出番はほとんどない。(孫の面倒くらいしか残っていない・・)
そう覚悟した方がいい。
確かに親にとっては子供はいつまでたっても子供。
でもそれいう見方をやめない限りは子供から嫌われてしまっても仕方がないのだ。
(自分のことかしら?・・・😅)
つまり子供が成人したら、特に家を出たら、
我が子ではなく、友達のように扱うべきなのだ。
親業に終止符を打ち、
子供の生き方を尊重する。
これに尽きる。
これができないと関係がこじれる。
でも、長い間一生懸命子育てをやってきた母親にとってはこれはかなりの課題である。
疎遠
関係が悪化すると
疎遠になる。
連絡をしても無視される。
滅多に連絡をしてこない・・・など。
でも相手の立場になればこれは容易に理解できることだ。
まず子供はもう親を必要とはしていない。(ということは子育てに成功したということ!)
遠くにいても親は子供のことを常に考えているかもしれない。
でも子供がわはその反対。
親のことを考えることはほとんどない。
自分のことで多忙なのだ。
年に2回ほど連絡を入れてくる子供は、それは義理でやっているだけ。
それでもないよりはマシ。
これが普通なのだ。
どこも同じようなもの。
わかっていても
この疎遠は子供を失うことと同じような感覚で、
それは死別を意味すると感じている親もいる。
だからかなり辛い・・・。
他人は「子離れできない母親はまったくしょうがないなあ〜〜」とか
軽くあしらったり
軽蔑したりと
厳しい。
でもわたしにはその気持ちが手に取るようにわかる。
世間の母親に対する評価が厳しすぎて・・・ほんとひどいよね〜。😰
対応策
我が家の子供たちの4分の3は親が連絡しても無視するのが普通。
母の日も誕生日も子供の半分が無視。
それなのに、自分宛のクリスマスプレゼントや誕生日のプレゼントはまだ期待していると来ている。
で、あげないと怒る。😰
こんな風に大人になったり子供に戻ったりと複雑で親は困惑している。
扱いが難しいので
わたしは用事がない限りは成人した子供たちに連絡を入れないようにしている。
それは確かに寂しい。
でも彼らは皆自分の生活で忙しいから特に悪気はないのだと自分に言い聞かせている。
(本当のところはどうなのかは謎・・・😅)
もし子供から月一で連絡が来たらすごいことだ。
年に一回でもいい。
それ以上は望まない。
もし何年も連絡がなかったら?
そうしたらその現実を受け入れ気にしないようにするしか術はないと腹をくくっている
つまり’意識して’子供のことを考えないようにするのだ。
そのためには’意識して’自分を多忙にしないとこれはなかなかできない。
もし子供が成長期に親から傷つけられたりとか嫌な思い出があるため親を遠ざけるなら、
親は子供の言いたいことを黙って聞いて、その感情に寄り添ってあげることが、できることとしてあげられる。
そして親は本音を控え、子供の感じていたものを尊重して
親のプライドなんか捨てて
謝ることが大切。
この後、それでもことあるごとに過去の親の不始末を口に出す子供もいる。
しかしそうなったらそれは本人の問題で親の問題ではない。
親は心から謝ったらそれで前進しないといけないのだ。
子供も親が謝ったら、過去を振り返らず前を向いて進んでいかないといけない。
そもそも互いに赦し合うことができない家族は家族として機能できない。
どんな家族にもドラマがあり、失敗もあるのだから・・・それを認めるべきなのだ。
ではここで成人した子供への対応ルールをリストしてみよう。
1。家を出た子供のところに呼ばれてもいないのに押しかけていかないこと。
2。こちらからは滅多に連絡を入れないこと。
3。結婚した子供の生活には特に口出ししないこと。
4。年に一回向こうから連絡があるだけで満足すること。
5。意識して自分のことに集中すること。
6。親としての役割に終止符を打つ。
7。自分の心の滋養になることをする。
8。子供の前では言葉数を減らす。
9。自分の悩み事とか子供の前で言わない。(迷惑らしい・・・😅)
10。悩み事は同世代の友達に言う。
これをまとめると、たとえ今までどんなに近い関係でも、
今後は親子間に距離をとり、
互いに息がしやすい関係を築く努力が必要になってくるということだ。
つまり距離を取る。
それは嫌????
いやでもなんでも・・・
飛びたとうとしている雛鳥と
飛び立ってしまった雛鳥を巣に戻そうとしてはならない。
たとえ我が子でも決して自分の所有物ではない。
彼らは借り物なのだ。
借り物はずっと手元に置いておくべきではないのだ。
それがどんなに悲しく寂しくともそれが親の運命なのだろう。
だからそれを謙虚になって受け入れるしか幸福への道はないと言っても過言ではない。
それともなんですか?
引きこもってもらいずっと家にいて欲しいとか?
飛び立たない子供を持つ親はもっと苦しいはずだと思う。
ドクダミママ至言
成人した子供は子供として扱わない。
大人として彼らの人生の選びを尊重する。
それがどんなに危なかっしくても。
巣から飛び立とうとしている雛鳥と
すでに飛び立った鳥を巣に無理やり戻そうとはしないこと。
我が子を本当に愛しているならそれが親の道。
でも・・・悲しいのは痛いほどわかります・・・。😓