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ドクダミママ至言

母業落第の果て:もっと早く知りたかった子育てへの答え

アメリカで我が子が食いっぱぐれないためには

このブログにお越しの方で米国在住の親御さんが結構おられるようなので

今回はアメリカで日本人の血を引く我が子がいかに食いっぱぐれないようにするかについてカバーしたいと思います。

 

アメリカはご存知のように醜い競争社会。

弱肉強食の国。

そこで生き延びるためには戦略が必要。

特にアジア系(ハーフも含む)。

 

1。もしホワイトカラーのサラリーマンを目指すなら

学歴:大学は行けるなら行くべき。でも三流大学はだめ。

ただし、三流大学でもそこで平均成績Aを取り、その後大学院に進めば道が開けるチャンスが一気に高まる。ただしその大学院はなるべく知名度がある方がいい。

知名度の高い大学院に行くとそこで知り合う友達や先輩や卒業生の助けにもありつける。

 

もし金髪碧眼なら経済的な理由で一番安い大学・大学院に行っても仕事は見つかる。

でも日系はそれと同じ戦略では相手にもされない。

おまけに現在のように景気が低迷しているとチャンスはほぼない。

まず、日系は人種差別に遭う(息子たちは全員就職時に人種差別に遭遇している)から、白人のレベルでは問題なく就職できてもハーフを含めた日系にはそれは通用しない。(LAとかNew Yorkなどの大大都会なら話は違うのでしょうが、アメリカのほとんどは田舎ですから・・)

白人の上を行かないといけないのだ。

ただし医療系や法律や会計学などの資格試験を要する分野はどこの大学でも問題ない。

 

在学中:

自分の分野のクラブに所属しそこでクラブ長の責任を果たす。

インターンシップは毎年すべき。アメリカは仕事の経験のない若い人を雇ってくれるほど優しい社会ではない。即戦力がものをいうからだ。

 

より就職を確実化したければSTEM分野を選ぶこと。

つまり・・・・Science, Techonology, Engineering, そして Medicine.

 

これ以外は、大学院を目指すことを最初から念頭に入れた方がいい。でもSTEMでも修士号は当たり前の世の中なので、この分野でも修士に進む人は多い。

 

友達:

怠け者でただのゲーマーの友達は害あって利なし。(一流大学の学生にこういう人は少ない。だからレベルの高い大学に行くとプラスの影響を及ぼす)

凡人のルームメートとくだらないことをしてつるんでいてはいけない。

朱に交われば赤くなる!

競争心があり成功したいという大きな夢のある友人が身近にいることは必須。

つるむだけの友達ではなく競争相手になり励まし合い勇気を与えてくれる友人が必要。

 

2。技術職を目指すなら

学問に向かないタイプは四年生大学など時間とお金の無駄。たとえ入れてくれても将来は保証できないし、卒業もおぼつかないかもしれない。(アメリカの大学の卒業率は低い)

やっとこさ卒業しても競争に負けて職にありつけない可能性も高い(うちの元次男)。

沢山一般教養科目を履修しないといけない4年生大学よりも、実用的な職業訓練校の方がいい。(コミカレでもいい)

 

特殊技能はどんな時代にも通用する分野。

手に職は強い。

数年で6桁の年収も見込めるし安定している。

学校に行くとしても職業訓練は学費が安いし期間も短くて済む。

親は子供が学術向きでないと感じたら、早くからこの方面の才能の開発を始めた方がいい。

米国史なんて知らなくても生きていける。高度な数学などいらない。論文など書けなくとも問題ない。外国語も苦手ならしなくてもいい。

得意なことをさせてあげた方が賢明。

 

3。芸術系・体育系

アート系はデザインやアニメーションがお勧め。競走は激しいけれど才能があれば不景気でも仕事は見つかる。特に今はアニメーション業界が強い。

音楽もそれほどまでに類まれな才能があるなら進ませることもいい。

スポーツやダンスや演劇なども然り。

この方面に進む人は、職業と趣味が同じでないといけない。

バランスの取れた人生を生きたい人向けではない。

好きで好きでたまらない。寝食を忘れることができるほどのオタクタイプ向き。

とにかく人生をこれ一つにかけれる人。

趣味がショッピングとか成功に関係ない友達とつるみたい人には向かない。

アメリカは常に新しいものを生み出すエネルギーがあるので、そこまでがんばりたいなら芽が出る可能性もあるし、そういう人を応援する熱気もここにはあるのでがんばらせらたいいと思う。出る杭は抜かれない国。

でもその辺の努力ではだめ。努力と執念と才能の持ち主向き。

 

4。純粋学問・一般教養系

必ず博士号まで進むべき。自分で色々できる時代だから、独立も考えられるし、執筆なども考慮できる。でも博士号という肩書きは出番が多く役に立つ。

よって安定したかったら博士号。

不安定でもよく、勇気100倍の人は、常識を無視して頑張る手もある。全ては子供の生まれつきの気質次第・・・かな。

 

しかし一般教養系の専攻でも、学士だけで仕事が見つからないこともない。

一流大学卒(州でトップだけでなく全米とか世界でもトップ)で成績が抜群によく、外国語に堪能で、面白い人生経験がある人。

ピカッと光る何かがある人(容姿がモデル並みに綺麗とか・・・)ならチャンスに出くわすことも考えられる。

 

その他

軍隊とか、ビジネス経営とか、芸能とか・・・色々。個人の性格や生まれ持った適正による。

別に学歴は関係ない。ただし軍隊は学歴があった方が収入の面でもランキングの面でも利点が多い。

社会に遅れをとらないためには自分で学習しないといけない。学習は学校で教えてもらうだけでは十分でなく、常に学ぶことはどの業界でも必須。

 

我が家の子供の例

我が家は例にならないくらい子育てを失敗したので、威張ったことは何も言えない。

でもこんな感じ。

長男:リベラルアーツ系人間の典型。趣味は読書とバイオリン演奏。一応マサチューセッツ州の一流大学に入学したけど遊んで奨学金をキャンセルされ家に戻ってきた。😅その後は三流大学に通いとりあえず卒業(とりあえず優等生)。大学の選考は心理学と英語。過去6年ほどビジネスデータ解析士としてサラリーマンをやっている。同時に去年からコネチカット州の私立大学院の修士課程に在籍。専攻はちょっと畑違いの福祉学。あと半分残っておりその後は博士号に進み最初の志であった心理学に戻るとか・・・。(フラフラ・グルグル周りしてます😅)

 

元次男:絶対技術職人向き。幼い時からそうだと親は見ていた。一応大卒・・でも三流。平均成績はB (GPA:3.0)。せっかくトレーニングを受けたのにその分野で仕事をしていない。ちなみにその学部が始まって以来で未だかつて仕事が見つかっていないのは彼だけ。勤務先は’一応一流企業’でデータエントリーをしているけどコントラクト職なので保険や退職金などのベネフィトもないしキャリアも築けていない。おなけにいつ首になってもおかしくない状態。でも妻が稼ぐし成功願望が高いから、本人はのほほんとしている。(こいつもフラフラしてます。😅勝手にせ〜〜〜い!)

 

三男:今春大学を卒業。在学中は経済学クラブの部長を務め。インターンシップのようなことも3箇所やった。成績は一応優等生で、在学中にデータサイエンスの資格試験を沢山受けた。いずれは起業したい夢がある。でも結婚しているしすぐに収入が必要なので就職を希望。400社以上申し込んで不合格が相次ぎ鬱で苦しむ。就職が難しい理由は経済学・ビジネス専攻が一つの理由。さらにコロナ禍と人種差別(景気が低迷しているときにビジネス選考は競争に勝てないと親は警告を出していたのに・・・)。

同時に就職が決まらなかった時のためにボストンの高知名度の大学院に申し込んでいて無事合格。しかし妻の父親のプレッシャー(さっさと仕事に就け!)に負け大学院は休学することにして代わりに軍隊に入ってしまった。それも山ほどある健康問題を隠して。(こいつもフラフラ・・・😅)

 

長女:高知名度の米国上位州立大学を卒業。選考は美術デザイン。コロナ禍で社会が低迷し始める以前は(つまり大学に在籍中に)LAの音楽業界でデザイナー・イラストレーターとして仕事をしていた。けれどもコロナで業界が中々回復せず仕事も消えたので英国の大学院に申しこんだ。幸い合格したが基本的に学校嫌いなので取りやめ。その後なんでもいいからと、アリゾナで製品開発の仕事に携わるが一年以内で転職。現在は畑違いのことをやっている。職名はセールスエンジニア(?よくわからない職名)日本語が堪能なのでそれでいつも採用され、とりあえず食いっぱぐれることはないほどしっかりもの。しかし彼女の持つ特殊な才能はだんだん萎んでいっていると思うと悲しいものだ。ほんと、ただ生活だけのために仕事をしている人に囲まれていると夢などどうでもよくなるってもの。

今は女子友とだけの社交に明け暮れていて夢も目標も消えたよう・・せめて結婚相手でも見つけれくれるといいんだけど、全く誘われることもないらしい・・・今だけ良ければいい雰囲気・・・😅親は、仕事で成功しないなら、結婚しないとダメと言っている。それも肉食系の男子と!

でもそういう男子は若くて綺麗な女性と結婚するのが習い。現在プライムタイムなのでトロトロしている場合じゃあないと親はけしかけているけど・・・効き目なし・・・。焦ってからでは遅いんだよ!その時は条件なんて出していられない!😰

 

結論

と言うことで我が家はめちゃくちゃ。見るからに’いきあたりばったり’で芯のない生き方としか見えない・・・。😅
結論は・・・

要するに戦略を教えてあげても助けてあげようとしても、本人がそれに従わなければいい結果は出ないと言うこと。我が家の子供たちはほぼ親の言うことなど聞きません。どんなひどい結果が出たとしても自分のやり方が一番だと思っている人間の集まりなので、親の出番はあまりないのです。😅みんな自分発見のためフラフラしてます。それが親を’ものすごく’イラつかせる!

結論は、本人次第!😰

彼らの人生なので何も言えません。😰

 

でも成功への戦略は必ずある。馬鹿は戦略を無視するけど・・・・。😅

下のビデオは、アジア系がなぜ一般的に成功するかと成功するまでの戦略などについて語ってます。(英語ですが・・)結論から行くと日系とは違って中国系や韓国系やインド系は親に従うということが成功の決め手のよう。競争心も生半可でないし・・・。ああ〜ため息。😅

www.youtube.com

結局成功ってそこまで大切なのかって聞かれれば、経済的安定を目指すなら大切。

ただ食べていくだけで満足なら別に重要ではない。

激しい競争社会ということは、参加しない人はどんどん競争相手に越されていくから、知らないうちに何もしなくとも最下位に落とされることになるのだ。

だから親は口酸っぱく言っているわけ。

でも結局ね〜、反抗されればそれでおしまい。

 

私の中国系の友人は’反抗という選択肢’がないようにするらしい。

親の立場と権威は絶対らしい。

彼らは子供に同じような親がいる同民族の友達とつるませる。

親は夫婦ともども教育熱心で、祖父母も親戚一同が同じような価値観を持っている。

・・・つまり’絶対逃げれない’という環境を作り上げているらしい。

このため中国系の子供は迷いが少ないよう。

反抗的な態度を取ると親がそれの1000倍の勢いで封じ込めるのだ。

これじゃあ反抗できない。

だから失敗率は低い。(ある意味で・・・)

 

それなら彼らのようにそこまでできるかと言われると・・・・自分には難しいと感じている。

どんな友達とつるむかまでコントロールもできない・・・

だから失敗。

そして子供に好きなようにさせて失敗すれば、本人も親も悲しむことになる。

でも一番悲しんでいるのは、やっぱり親のはず。😅

 

ドクダミママ至言

アメリカで日系人が食いっぱぐれないためには戦略が必要。

でもその戦略に従うかどうかは本人次第。

結局本人の人生。😰