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ドクダミママ至言

母業落第の果て:もっと早く知りたかった子育てへの答え

白旗をあげるのが一番いい

肉体的だけでなく精神的に子離れ・卒親するにはどうしたらいいのだろうか?

 

それにはまずそうすると決断すること。

次に、日々自分の決断を思い出すこと。

そして心に再度その決断を刻み込むこと。

 

そのための一つの方法として

旗を作ることが考えられる。

 

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家のベランダのところで翻る白旗。

風に乗って自由に舞うためには心を解き放つことが必要。

心を縛っているものは他でもない思い出。

思い出とは重たいもの。

それを引きずっている限りは心は自由になどなれない。

この旗のように軽くなって生きたい。

 

白旗を作ろう。

毎日この白旗を眺めては、自分の置かれた現在の境遇を思い起こそう。

もう戦うのはほとほと疲れたでしょ?

このくらいで親業から引退させていただきたいとは思わないものだろうか。

そう引退。

 

引退とは子供の人生からただ引いて退く・・・。

 

それを象徴する白旗を翻す。

これは勝利でもないけど敗北でもない。

ただ単に引いて退く。

 

自分の親としての期待とか望みとかもう子供に押し付けることはやめて、引く。

そして子供の人生から退く(どのくらい退くかは年齢にもよるけど)。

体も心も。

それを常に思い起こすように白旗を見上げる。

 

そうすれば心が軽くなり

この旗についているラメのように魂がキラキラ輝く気がする。

 

娘に用があって電話をしたときに伝えた。

別に特に何も期待していないから親のことは気にしないで好きなように生きなさい、と。

別に何かでうんと成功するとか、そんなこともどうでもいいよ。

結婚もしなくていいよ。でもしたかったらどうぞ。

自分が満足する生き方を選びなさい。自分が幸せだったらいいのよ。

親はそれには関係ないから。

自分の決めたことをやりたいときに好きなようにすればいいよ。

何もなければそれもありね。

長男にも期待していないし、元次男もほぼ赤の他人だし、三男はお嫁さんにあげたのだから、特に親が口出しすることも、期待することもないの。それに期待をかけられる本人にとってそういうのは確かに負担よね。嫌なのはわかっている。親の束縛から解き放たれたいでしょ?

 

娘は思わず黙ってしまった。😅

不思議。みんなそれを望んでいるのではないの?

 

どうも、娘は親の提案に乗るつもりはなくとも、一応親の期待していることが聞きたいらしい。(その心境よくわからん・・・😅)

 

当然、特記するような親のエゴから来た期待はもうないけど、

何かがうまく行けば当然喜んであげよう。

でも何もうまくいかなくとも、落胆はもうない。

悲しくもない。

なぜなら、期待してないから。

何が起きても一喜一憂しないためには白旗を上げるのが一番いい。

 

この白旗に・・なんとも平安な気持ちにさせられる。

白旗は戦いに負けたということを象徴しているのではなく

自分の限られた能力で最高の努力をしたのに結果はいまいちという現実を素直に受け入れますと決断したことを意味している。

周りの目には敗北のように一見映るかもしれない。

でもそれは違うのだ。

ただここで引退させていただくという決断の象徴。

引いて退く。

戦場から。

 

これは

親業という仕事からの引退であり(100%でなくてもいい)

家庭という名前の職場からの引退を意味する。

 

親にもできないことはある。

それを素直に認め、つまり変えられないことに必死になって固執しない。

 

でも変えられるところがまだあるなら変える。

今変えられると思われる点は

自分の子供への執着を捨てること。

子供のために血眼になって頑張っていた自分の過去への執着を捨てる。

後悔も捨てる。

ずっと悲しんでいたい自分の心への執着も捨てる。

子供への様々な期待を捨てる、などかも。

 

平安に生きたかったら

白旗をあげるがいい。

親が子の全問題を解決してあげなくてもいい。

実際、子供の年齢が上がるに従ってできないことも多い。

それは仕方がないことでごく当たり前のこと。

 

執着せず、状況をコントロールしようとせず

白旗をあげよ。

 

心が白旗のように真っ白になっていくようで

実に気持ちがいい。

まさに悟りの境地。

 

ドクダミママ至言

自分の白旗を作ろう!

そして毎日それを眺めよう!