一般的に男の子は怒られやすい。
この意見に同意される方は多いと思う。
自分には息子が3人と娘が1人いる。
彼らを育ててきて性別の差は天地の差と等しいと断言できる。
なぜ親は男の子を怒るのか
まず親は子供がしていることが良くないと思えばそれをやめさせようとする。
で、女の子は一回言えば次回からはしないように気を付けるようだ。
でも男の子は違う。
一回じゃあ足りない。
何回言っても同じことを繰り返す傾向がある。
まず親の言うことを最初から真面目には聞いていない。
聞いていないようか忘れているようなので再度注意を促す。
それでも効き目はなし。
やっと「うん」という返事がもらえたかと思って、それでやってくれるかといえばそれも期待外れ。
その結果親はイライラして怒る。
「何回言ったらわかるの〜〜〜〜!!!」というのは万国共通の決まり文句。
本当に男の子は聞いていない。
というか、正確には本当に聞こえていない!
さらに注意が多い家庭の男の子は自主的にツンボになる。
だからこういう方法は効き目はないのだ。
男性は女性とは異なる
これは、脳の構造が異なるために起きる。
物事に従事しているときに男性は脳の一部の神経組織だけが集中して機能しているが女性は脳の神経組織が全体的にバランスよく機能している。
このことから男性は集中力が高い。でも同時に一つのことに夢中になったらそれで終わり。
(世の男性のほとんどは基本的にはこれ。だから自分の夫にも同じことが当てはまる。)
集中しすぎて本当に聞こえないらしい。😅😅
プラス、彼らは「親を喜ばせる」ことより「自分を喜ばせる」ことの方が優先順位が高いのだ。
女の子は親を喜ばせたいし、親に嫌われたくもない。だから変なプライドなどさっさと捨ててもいいと思っている傾向がある。人と仲良くやっていくほうが自分のプライドより大切なのだ。
その反対に、男の子はプライドをなかなか捨てられないようだ。
だから親が声を張り上げて必死になっても無駄なのだ。
やり方を変えないといけない。
どうやって?
それは親が望んでいることを明確にすること。
それを長々と説明しないこと。
要するに箇条書きのコミュニケーションが有益となる。
戦略
具体的には、
1、ルールをはっきりさせる
2、ルールはルールで曲げられないことを理解させる。(反復練習によって)。
3、紙にルールを書く。
4、例外を設けない。
5、男性は上下の関係がはっきりしていると安心する。
6、親が上にあることを認識させる。
7、何度も(意地悪な言い方で)忠告しない。効き目なし。言えば言うほどツンボになっていく。
8、息子の人格を否定したり、なじるのではなく、ルール違反したことだけを告げる。
9、感情的にならないで、言うべきことを淡々と告げる。
10、男性は女性の感情的な爆発を苦手とする。そういう状況に遭遇すると頭が働かなくなってくるよう。だからとにかく長々と説教したり感情に任せて怒ったりしないこと。
もちろん、これはわかっていても実践となると難しい。
女親には特に難しいのだ。
それは母親は子供と感情的に強くつながっているからとも言える。
だから我が子に関することは全て感情的に捉えるきらいがある。
そして一旦感情的になるとその揺れる感情を認識することによってますます感情的になるのが女性というもの。
なので、感情的になってきたらそれに自分で気がつくことが最初で、それでもコントロールできない場合はその場から離れることをお勧めしたい。
つまり、
物理的距離をとる。
コミュニケーション実例
親は感情的になるとコミュニケーションが取れないような話し方をするきらいがある。
だからそうなる前に手を打たないといけない。
感情的になる前の言葉かけを変えないといけない。
実際のやり方としては、
「おもちゃを片付けなさい」ではなく
「遊び終わったら何をするんだっけ?」と聞く。
男性は命令が嫌いなのだ(特に女性からの😅)。
この命令が多いと確実に反抗するようになる。
だから自分で気付かせることにする。
するとそれは人に言われたからでなく、自分が考えたことであり、自分の意志で決めたことになる。
そういうのを男性(ま、誰でもですが)は好む傾向にある。
「片付けろって何度も言ったでしょ!!!何回言われたらわかるの?」ではなく
ただ「片付けは?」と聞くだけでいい。
「今片付けるところだったのよね」でもいい。
つまりなるべく否定的な表現を避け、
自分で決めたような錯覚を覚えさせることが鍵。
ということはこのルールをあらかじめ教えておく必要がある。
頭にこびりつくまで習慣化するまでこのルールをリマインドする必要がある。
でもここで問題がある。
普通の親は10回も20回も同じことを繰り返して教える忍耐も時間もエネルギーもない。
だから怒る。
これが悪い。(分かっているけどやめれない!!!!😰)
全ては忍耐。これしかない。😓
とにかく感情的に怒らない。
理想的には手短に「説明」する。
説明がわからない年齢なら、怒らないで「やめようね」「片付けようね」とだけ言う。
その際、子供は泣くかもしれない。反発するかもしれない。いくらでも泣いてもいい。反発してもいい。だってそれが普通だから。
泣いたら抱きしめる(やりたくなくとも)。それでも泣き止まないなら放っておく。
反発がひどければ、耳栓をすべし。そしてその場から去る。
親は子供に泣かれると(口答えされると)イライラしてくるものだから、その事件の場面から離れることが大切なのだ。物理的な距離は精神的な距離にもつながるというもの。(でもこのコロナでいつも顔を突き合わせている状態ではこれも難しい・・・・)
感情のコントロールは親が最初にしないといけない
とにかくこれは綱引きと同じなのだ。
どっちが強く引っ張るかに勝負がかかっていると言っても過言ではない。
子供は負け組になりたくないから必死になって自分の立場を守ろうとする。
親は親で子供に負けるなんて親のプライドが許さないのでこれまた必死になる。
どちらが強いか、その見せどころ。
この場合、当然親の方が強いことを子供に認識させるべき。
ただその「強さ」だけれども、それは強制力の強弱ではなく、
親の感情のコントロールを指す。
子供が自分の望みや人格を否定されたと感じないように、
親が最初に感情をコントロールすることがこの親子間の綱引きの勝ち負けを決めるのだ。
息子と親の関係は激しく悪化しやすい。
これはどこの国でも同じようだ。
なぜなら男性というのは基本的に反発する生き物だから(失礼😅)。
それが普通で残りは例外と捉えた方が精神的に楽であるように思う。
もし反発するから益々押さえつけようとすると、状況は更に悪化するであろう。
要するに、いうことを聞かないから子供は怒られ、怒られる頻度が多いので萎縮したり反発したりで、反発されるなら親はより声を荒げて怒るようになる。悪循環。😰
でも事態(子供の弱点克服も子育ての進歩)は何も変わっていない。😰😰😰
怒られる頻度が多い子供は一般的に頑固で素直でないケースが多い。
すぐにいうことを聞く子供は親に怒られない。
つまり頑固で素直でない子供は生き方が下手とも言える。
それには生まれもった性格や気性もある。
全部が全部本人のせいであるわけがない。
そこを理解してあげたほうがいいかと思う。
全ては、ちゃんと親の願いどおりに育ってくれない息子の隠れた魂を感じとってあげることが鍵であると感じている。
で、自分は怒らなかったかと言うと、
そんなことあり得るわけないでしょ?!😢
当然怒りました。
だから現在があります。😰
それで皆さんに警告を出しているのであります。😅
でも「怒るべき時もあるのでは?」という意見もあるかもしれない。
やっぱり怒らない方がいいに決まっている
ある禅宗のお坊さんがこんなことは言われていた。
「怒ったっていい」「真剣にならないといけない時はそうするべき」と。
本当にそうだろうか?
もしかして、それは「怒る」ではなく「叱る」を意味しているのではないだろうか。
叱るなら、男の子に限るなら父親に任せたほうがいいように思う。
女親は、叱るを通り越して怒りになることが多い。怒りの状態になったら100%感情的になり怒りながら泣き出したりもする。それも何日も何週間も何ヶ月も続いたりする。
よって子供は混乱に陥る。
「やめなさい」と一言言えば、それで十分なのに。
でも女親というのはそれでは済まない。長々と説教したりも多い。感情の波が一旦頂点まで達するとそれはなかなか静まってはくれない。特に我が子のことになると。自分と切り離すことができないのだ。
でもはっきり言ってそういう女性の感情の起伏を男性は理解できないのだ。
よって効果ゼロ。
父親は一般的に長々と説教はしないタイプが多いようだけれど、父親の怒鳴り声は子供にとっては恐怖。
厳しいことは良くても怖がらせる必要はないように思える。
親の権力で無理矢理いうことを聞かせる方法は一時的には押さえ込むことができても、究極的に、子供は自分の意志で考えていないことになり学習につながっていない。よって体が大きくなった時に復讐の念で燃え父親に反発することが目に見えている。
服従させることは一時的な解決法で長期的にはマイナスなのだ。
だから、私の意見は異なる。
穏やかに叱れないなら、あっと言う間に「怒り」に変貌する。
怒らなくて済むなら怒らない方がいい。怒り出したら感情が理性を支配してしまうからだ。
子供はわかっているのだ。自分の親は未熟であることを。
子供は感情をむき出しにして騒ぐ大人を尊敬したりしない。尊敬できないからますます従わない。
でも慈愛に富む大人の言葉や態度は子供の心に染み込むものだ。
愛は、力に勝つと思う。
大声で自制心を失い怒ることは大人から見えればそれは親が真剣であるということで、「愛のうち」と捉えることができるかもしれないけれど、子供の目から見ればそうは映らない。
ガミガミ言われれば子供の魂が傷つきそれを守るためにさらに頑固に徹するケースの方が多い。
だから怒らない方がいい。
愛は甘やかしとは違う。
厳しいことを言わないといけない時もある。
でも・・・
怒っても子供には通じないことが多い。
叱ることは諭す事で、怒ることではないのだ。
得に息子の扱いはものすご〜〜〜く気をつけないといけない。
息子は叱られやすいけど、怒ってはいけない。
その理由は・・・・・(下記を参照)
男の子は繊細
男の子は叱られやすい。
そして怒られやすい。
その結果自尊心が傷つきやすい。
よって性格が曲がりやすい。
そのことから社会問題を起こしやすい。
人間関係でも問題を起こしやすい。
男性は外見は強そうに見えるけれど、内面は結構繊細であるように見える。(失礼😅)
特に年齢が低い時。
実際、ミシガン大学の研究でそのような結果も出ている。
女子の乳児と男子の乳児を比較した研究だった。
母親が男児に向かって冷たい態度をとるとほとんどの場合はすぐに泣き出し、なかなか泣き止まなかった。そして自分の泣いているその声を聞いてますます恐怖に陥り泣き声が激しくなっていった。
だけど、別に母親は大きな声を出したわけではない。ただむすっとした顔をして無視をしただけ。
ところが女児に同じことをしても、女児は顔色を変えることさえしなかった。
結論は男児の方が感情的に繊細と出た。
また、男性は女性に比べて長期ストレスを抱えるリスクが高く、女性より50%も高いという研究結果も出ている。
だから女性の方がタフなのだ。
ということから、
男の子はあまり怒らないほうがいい。
でも昔から、親はそれをやめれない。
困ったものだ。😩
でも!今からでも遅くはない!
このようなこと(脳の働きが異なる&繊細)を心にとめ、理解の心を持って彼らに対応してあげるなら、良い方向に転換していくのではないだろうか。
頑固な息子も心を持った人間。
親の理解してあげたいという気持ちを感じとってくれれば、その固まった岩のような心も溶けていくかもしれない。心を開いてくれてくれるだろう。
それを願おう。
そして結局、男性は(というか誰でも)自分の経験から(失敗から)学んでいく動物で、親がいくら口うるさく言っても効き目がないことの方が多い。
その原則を心に留めて、息子とはそんなものだ、と思った方が賢いと思う。
Boys are boys. (所詮、男の子は男の子)というのは本当だ。
その意味は、
息子は女性である母親には手に負えなくて当たり前で、
理解し難いのも当たり前。
女性とは根本的に異なる生き物。
だから息子に娘のようになってもらうことを期待してもがっかりするだけ。
よってそんな努力は無駄!
ただ、あまり期待せず、別のタイプの人間を、ありのままに「そういうものだ」と受け入れる努力だけでいい。
男性とはそういうもの。
自分で人生を切り開いていくのが彼らのサガで運命なのだ。
だからママは黙っていたほうがいい。
でも別に男性が女性より劣るとかそういうことではない。
実際、男性が女性に勝る面もたくさんある。
同時に、女性が男性に勝る面もある。
つまり私たちは同じ人間でも異なる資質や特性を持った人間であるということをあらかじめ認識し受け入れることが重要であるように思う。
そうすればイライラし怒ることも減っていくだろう。
ドクダミママ至言
男の子は女の子とは根本的に異なる。
だから女の子のように振る舞うことを期待するだけ無駄。
母親のようになどなるのは不可能。だから最初から期待しないほうがいい。
淡々とリマインドする。
感情的にならない。
子供に自制を学んで欲しかったらまず親が自制している姿を見せるべき。
感情的になることを抑えられない場合は、物理的距離と取る。(我が家は他州に引越ししてもらいました😅)
愛は強制や圧迫や脅しに勝つ。
何度言ってもできない息子の魂に寄り添ってあげる。
それは理解してあげること。親の願い通りにできなくとも心の中では努力したい意向があることを(とりあえずは)認めてあげる。
子供の失敗を認め、いたらなさを認め、わざとやっているわけではないことを認識してあげる、
我が子は本当はいい子であることを認めてあげる。
そうすれば怒らずに済む。