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ドクダミママ至言

母業落第の果て:もっと早く知りたかった子育てへの答え

どうにもならないケースもある

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感謝祭の日雪の降り始め頃。空は曇りほぼモノクロの景色。

問題ありの子供がいる親の心の中もこんな感じ・・・かな。

子育てはどんなに親が頑張っても、

子供が下記のコンビネーションだとどうにもならないことが多い。

つまり

 

頑固

障害がある(学習障害・精神障害・知的障害など)

男性(女性の場合も時にある)

 

この三つが揃うと親がどうあがいてもどうにもならない確率の方が高い。

そして我が家の次男はまさしくこれ。

 

次男の例

親の言うことには一切耳をかさない。

頑なまでに自分の絶対にうまくいきそうもないような計画や意見に固執する。
でも親はとりあえず応援してあげる。

それなのに結局、計画しても達成できない。開始さえしないことが多い。

つまり勇気に欠ける。

理解力も欠ける。

それなのに男性のプライドのようなものが並のレベルではない。

さらに自立心は旺盛でなんでも自分で決めてやりたい。

けどやっぱりできないかうまくいかない。

 

そのため

人生はめちゃくちゃ。Disaster!!!!!😰

でも常に組織や人のせいにしているので同じような間違いを繰り返す。

親は白髪が増えるばかり。

 

息子の問題は具体的に言うなら、

大学の成績が就職戦線で勝つにはギリギリレベル・・・。

定職がない。(とりあえず働いているけど安月給のうえ不安定)

キャリアを築けない。

人間関係でつまづくことが多い。

ちょっとのことで繊細になりいつまでも引きずる。

常に他の人と自分を比べる。

経済観念ゼロ。あれば全て使ってしまう。

借金地獄。

自制できない。

決断力はあるがイマイチの決断のみか決断しても最後まで頑張って結果を出せない。

判断力欠如。

失敗する確率が90%でも決行する頑固さ。

人が反対すれば反対するほど固執する。

肥満(174センチ110キロ)、高コレステロール、皮膚病等の健康問題。

ストレスに弱い:ストレスがかかると胃潰瘍と偏頭痛になる。

ストレスがかかると逃げる(砂糖中毒とゲーム中毒)

怒りやすい。

問題ありの友達しかいないので頼りになる人は周りに全くいない。

役に立つネットワークはゼロ。

誰も推薦状を書いてくれそうもない。

周りの反対を押し切って結婚したけど案の定離婚騒動の真っ最中。

親の助言はことごとく蹴る。

 

これだけ揃っていたら、どうにもならないでしょ?

だからお手上げ。

 

そういえば

乳幼児期に最初に発した言葉はDadaで次がMamaで次がNoだった。

そういう性格なのだ。

 

問題の根本的理由

でもこういう話は結構よく聞く。

一般的に米国では、金銭問題がある人は人間関係でも問題があり、肥満の問題もあり、健康の問題もあり、精神問題もあり、ありとあらゆる問題が伴っている場合が多い。

ということは、つまりこれは金銭問題の話ではなく、人間関係の話でもなく、根本的な本人の内面問題の話なのだ。

全て自制が効かないからこうなっている。

その理由とは

つまり

  1. 理路整然に考えれらない。
  2. プライド。
  3. 良心が働いていない。
  4. 罪悪感。

要するに、これは彼には生き方の軸が欠けているということによる。

つまり「これこれに」基づいて生きていく、というような指針がない。

指針がないということは信条もない。

このような生き方はすなわち

方向性のない人生。

流されるままに生きる人生。

風が西から吹けば東に向かって進み、東から吹けば西に向かって進む船。

つまり舵のない船のことを指す。

それでも時々は向かい風に向かって突進して行ったりもする。

でも向かい風は危険で困難。

それでも向かっていく。

でも結局うまくいかないので向きをまた変える。

これの繰り返し。

だから要するにこういう人の人生は大海原をぐるぐる回っているだけなのだ。

 

これは、外側に現れている行動問題に見えるけれど、

実はこれは心の問題なのだ 

どうりで、どう転んでもうまくいかないわけだ。

 

それでもこんな息子でも、息子は息子。

彼の悲しい気持ちやどうしていいかわからなくて悩んでいることも把握している。

苦しくてたまらないからイライラして母親にあたることも知っている。

苦しくても自分でどうにかしたいその独立心も理解できる。

でもうまくいかないから傷つき叫んでいる彼の魂の声も聞こえている。

だから母も息子の心と同じくらい苦しい。

 

親は子供を変えられない

そんな彼の人生を好転させるために親はいろいろ助言をあげたくなってくる。

感謝祭の日も言いたかったけれど、

同じ意見が他の人から来たものなら聞いてもいいけど(あくまで聞くだけ)、

親からならムキになって却下するのがわかっている。

 

それなら口は閉じるに限る。

でも心の中で何を思うともそれは親の勝手というもの。

(下記は自分の思い)

「お金がなければ夕方とか週末も仕事をすればいいのに・・・。

それも随分前に何回も言ったのに、なんですぐに行動に起こさないのだろうか?

(でも今回はするようなことを言っていたけど、するわけないよね・・・)

そんなに困窮していても新品のソファーをクレジットカードで買うなんて。

また借金!すでに$21,000(2百万円)の学生ローン以外にカードの返済も終わってないのに、さらに借金?😰

今の借金の支払い状況を聞きたい。でも逆上するだろうな。

その借金は何の借金なのだろうか。聞いてみたいけど・・・恐ろしくて聞けない。

そもそも、親は寝具以外に新品の家具など買ったことはないんだけど。

なんでこんなに貧乏で離婚寸前でキャリアなしの人がそういうものを買えるわけ???

 

ん?また食事?さっき大皿をたいらげたばかりでしょ????

ちゃんと生活態度を正し将来のことを真面目に考えないといけないのに。

いや、そんなこと不可能だよね〜。

過去1ヶ月間離婚問題についてだけ考えていたんだから。

一つのことで頭がいっぱいで他のことは考えられないのか・・・。

こんなんじゃあ、この先絶対にやっていけないじゃん!😰」

 

と内心では思っていたけど、平常を保ち、言った言葉はこれだけ。

「I see. what a bomber! (ふーん、そうなんだ。大変だね)」

でも親の心中は強風注意報が流れていた。

 

それでも親はいつでも本当は子供を助けたい

うは言っても、母である自分は息子の借金を全額払ってあげてもいいとさえ思っている。

でももちろんそんなことをすれば自分たちの退職金に影響が出る。

それなら長生きをしなければいいのだ。

わたしは子供を助けるためなら自分の命を削ってもいい。さっさとあの世に行けるなら退職金なんていらないのだ。そうなれば息子を救ってあげられる。

でも果たしてそれが彼にとって最もいいことなのだろうか。息子はそうしてあげても感謝などしないだろうし、またどうせ同じ間違いを繰り返すだろう。

助けることは甘やかしとも取れる。

それならやっぱり助けるべきではない。

彼を助けるのはほぼギャンブルのようなものだのだから。

 

でも状況がさらに悪化したら、絶対親のところに息子の問題が雪崩のようにやってくるだろう。

いや、頑固だから何も言ってこない気がしないでもない。

そういう結果にならないように親は様々な助言をあげてきたけど、無視をするのは彼の方。

その結果がひどい。だからもう息子を信頼するなんてかなり無理なのだ。本人も親に信頼されていないと思っている。

 

そもそも

人を助けるって誰を助けるかによる。

助ける側の労力に適わない人など助けない方がいい。

それに助けることが本当は良くないこともある。

だから、ただ黙って運命に身を委ねるだけしかないのだ。

 

とは言っても、親というものは子供のことが頭から離れることはない。

特に母親は、頭だけでなく、その心にいつも子供のことがある。

たとえ子供側は迷惑でも、いつも我が子の幸せを案じながら生きている。

だから助けられるものならいくらでも助けてあげたいと思っているものだ(普通はね)。

 

こうやって助けるべきか助けないべきか、と親は常に心が揺れている。

でも自分たちに関して言うなら、

結論は「助けない」。辛いけど。

 

今後は彼の人生について何も聞かない。

個人的なことは何も聞かない。

ということは何も話すことはない。

だから何年か会うことをやめようかとさえ思っている。

息子にそんなことを言えばまた逆上するのが見えている。

でもそうすることを許してほしい。

わたしたち夫婦は平和に生きたいのだ。

なぜなら、この息子のニュースが私たちの耳に届く限りは平和は訪れないから。

 

我が子を救ってください

それでも、その決断がどんなに正しいとわかっていても、

どんなに問題ありでも我が子であることには変わりはない。

だからそうやって突き放すことがどんなに辛いか、

子供のいない人には絶対わからないことだと思う。

わたしたち夫婦の脳裏には可愛らしかった息子の子供時代が今も焼き付いている。

いっそのこと忘れてしまいたい。

そして他人扱いできたらどんなに楽だろうか。

(でも、最近はかわいい時のことなんて頭にも浮かんでこないことの方が多い😅)

 

生き方が無器用な我が子。

それをただ後ろから眺めているだけしかできないなんて。

歯痒いものだ。

だとしても、どんなに不器用でも自分なりに自分のやり方でどうにかしようともがいている我が子を理解して、その穴からいつか抜け出してくれる日がやってくることをただただ待つのが親のさだめなのだろう。

我が子は大人なのだ。

それを忘れてはいけないのだ。

 

人生の軌道修正に全面的に参加し根本から立ち直らせたい。

それが親の心。

でも息子は親の意見には一切耳を傾けない頑固者なので、親の出番はない。

言えば口を挟むなと言われるし。

親の力でどうにもならない時は、

やっぱりどうにかしようなどど色々戦略を考えても無駄なのだ。

 

だからわたしたち親には、自分以上の大きな力に任せるしか残させた道はない。

それでも「神様、我が子を救ってください。問題を解決してください」

などとはとても言えない。

自分のせいで人生が狂っている人を

神でも仏でもそうそう簡単には救えないのだ。

つまり高慢な人には天からの助けはこない。

 

代わりに

「我が子がいつか、一番いい方法で目覚め、起き上がる時が来ますように。

それがどんな厳しいやり方であっても構いません。」と祈っている。

それは冷たい感じに聞こえるかもしれない。

でも頑固な子供にはこの底の底を突く方法しか通用しないのだ。
そしてその方法が最終的には本人に一番いい方法なのだ。

その時が来たときに親は大きな悲しみに襲われるだろう。

すでに過去に立ち直れないような事件が散々発生したけれど、どうもそれでは十分ではなかったようだ。だからそれより酷い事態が発生するだろうと予測している。

それが訪れることは避けられないだろう。

それでも、なぜかそれでいいという気がする。

それが一番いい方法だと不思議と心の深いところで感じている。

そして何故か不安にもならない。

 

本当は我が子にいいことだけが起こるように祈らないといけないのだろう。それが親のあるべき姿かもしれない。でもそれは望みすぎというものだ。

どうにもならないケースはこれしか答えはないのだ。

 

願わくば雨降って地固まりますように。

今のもがきと苦しみが後々の勝利につながることを祈るばかり。

   

ドクダミママ至言

どうにもならないケースもある。

それは全部親のせいというわけでもない

本当にどうにもならない場合は他力本願。

神様や仏様を信じている方はその力を信じて、我が子が目覚める時を気長に待てる忍耐を与えたもうと、また、目覚めさせるような出来事が起きるようにと願い求める。

それがどんなに残酷でも親は涙をこらえて本人の底力を信じて、その時をひたすら信じて待つこと。

このコンビネーション(頑固+障害+男性)のお子さんなら(何歳でも)、覚悟して臨んだほうが賢明。そもそもこういうタイプの人を変えようなんて無理があり、親は自分の心が破壊されないように自己防衛に焦点をおいた方が無難。

どうにもならないケースはこれしかない。